SOUTH CHINA
SEA NEWS

JAN1999


[Messages] [Diary Index]


31/Sun
■どうも微妙に不調。土曜日の昼以来何も入れていなかった胃にいきなり辛いカレーなんぞ詰め込んだらまともに胸やけしとるのである(馬鹿)。脳味噌にも内臓にも霞幕が被さったみたいにぼうっとして、なんだかのぼせっぱなしの夕方、そして夜。こういう時は延髄のあたりにうど程度の太さの管をずぽっとぶっ刺して、きりきり音がするほど冷えた氷水を注ぎ込んでほしいです。かぼすの汁なぞ混ぜていただけるとなおよい具合です。
■近所のコンビニでその名もずばり「Gal Gamer」なる雑誌を見つける(こんな日曜日の過ごし方でいいんかぃ…)。日本の各種それ系雑誌から適当に記事を翻訳し、画像も適当に載せたらしき「美少女遊戲攻略本」。なかなか綺麗な作りで面白そうなので買おうかにゃ〜と一瞬迷った、が、だいたいそういうゲームが出来ない環境なのでおあづけだぃちくしょうめ(早くWindowsPCが買いたい…ってそのためだけじゃないっすけどそのためもある、あるさ、あるとも←くどい)。この雑誌、その手のシーンの映像がけっこう載っていたようだけれど、例の「18歳未満の者に閲覧・賃貸・映写してはいけない」という文句が表紙に印刷されていなかったのは香港政府のおめこぼしか?
▼これ、全然内輪ネタも外輪ネタもわかってないんですが何故か大ウケしちゃいました。
■明日の予想最高気温は24度、最低気温は19度。南国はこのまま暖かく湿った世界に戻ってゆくのか。はたして。

27-30/Wed-Sat
■早くも一月が終わろうとしているけれど、香港ではぼちぼち新年の壁飾りや壁掛け、窓辺に吊すお守りなどが出回り始め、ようやく暮れもおしつまってきたな、という趣き。住宅地の商店街には正月の飾り物を扱う雑貨商の店が必ずあって、普段は地味に通りに埋もれているのが、この時だけは黄金色と紅色、朱色の波を店先の歩道にまで溢れさせてやたらに派手になる。各マンションやビルの入口には「恭喜發財(こんふぇいふぁちょい=儲かっておめでとう=新年明けましておめでとう)」のきらびやかなお祝い言葉を印刷した紙がぺたぺた貼られ始める。この貼紙、言葉の種類がたくさんあるので店先でいちいちめくって読んでみるのも楽しいッス。本来は各々の家の主人が紅色の短冊に墨文字で新年を寿ぐ詩の一片を著したものを門柱の左右に貼って、来る一年の福を祈ったものの名残り、つまり現代日本で紙に印刷された門松をドアにぺたっと貼るのと同じことでしょうか。クリスマス同様最近の冷え切った景気を反映して、恒例のビルを飾るお正月の電飾ネオン絵もまばらだけれど、しかしぽつぽつ姿を現わしてきました。気の早いひとは新年に飾るおめでたい花(ダリアのような姿形で赤い綺麗な花が咲く)、山蕗色(=黄金色と看做す)の実が成る枝などを市場で求めている様子。今年の農暦元旦まであと二週間と少し。ということでまだ香港では虎年。
■水曜日に尖東の日本料理屋「桜」にて蕎麦。かき揚げが美味。金曜日は週末&月末処理に終われ、漸く23時過ぎに退社、帰りに近所の源記で牛南(月ヘンに南。牛筋肉の煮込みぶったぎり)麺とガイラン(青菜の一種)をとる。
■麺。日本にいた頃はどういうわけか一年のうちそうそう何度も食べずに過ごしていた。夏場のそうめんや冷や麦などは、両親や妹が美味しそうに吸い込んでいても、ふた口くらいで舌が飽きてしまう。いたずらに薬味をたくさん加えてみたり茄子の天婦羅を入れてみたりしても、なんだかとほん、と舌がたそがれてしまって、箸が進まなかった。それが今では、一週間におよそ15〜20回食事するとしてそのうち1/3近くは麺を食べている。ところ変われば舌も変わると云うことか。
■ところでたまに「香港にはさぞかし美味いラーメンがあるんでしょうね」と尋ねるひとがいるけれど、ご存じの方も多いとおりラーメンというのは和食である。元来の中華料理には湯麺(スープ入り麺)として似たようなスタイルのメニューはあれど麺がだいぶ異なるし、香港では「日式湯麺(拉麺)」と呼ばれ専門店が出来て若者が行列を作っているくらいだ。思うにラーメンは、長年の日本人の弛まぬ努力によって生み出された、極東発全世界向けの見事な大衆食品であり、このように麺食の本場でも歓迎されるのは当然なのである。美味いダシのきいた湯(スープ)に盛りだくさんの具(肉、魚、煮た鶏卵、野菜)、そしてするすると喉にとおりやすい麺。しかもよほど珍奇な材料を用いない限り、ひとつの美味さ度/単価では圧倒的に強みがある。日本人は寿司天婦羅すき焼きのみならず、もっと世界にラーメンという和食を誇ってかまわないのである。…いや、単に美味しいラーメンが食べたいだけなんスけど…。
■さて水曜日の夜。仕上げにたぬき蕎麦をとり半分も食べたあたりで「おなかが一杯だ、苦しいよぅ」と笑っていた同行のSさんが、あれよと言う間に「…気持ち悪い…」と冷汗をかき真っ青になり、とうとう倒れこむ事件が発生。あまりの蕎麦の美味さにか、貧血を起こしたらしい。10分もすると起き上がれるようになり、熱いお茶を頂いて体調が落ち着くのを待ち、最後には件のジャニーズ少年飲酒喫煙解雇事件についてひとくさり論をぶつくらいに回復したところで店の主人にお詫びして帰ったのだったが、私はと言えばこのかんとりあえず周りの客とご主人(全部日本人)に「申し訳ない、すぐに治りますから」と声をかけ横になるための椅子を貸してもらい、なるべく深刻にならないようSさんに「だいじょぶか、傷は深くないぞ、しっかりしろ、S伍長!」とふざけた声をかけ、お勘定を済ませ、熱いお茶とおしぼりをもらったまではよかったが、どうにも間がもたず、Sさんが完全回復するまでに今度はビールともろきゅうを追加注文してかじったりしていた。薄情者め。もっと上手な捌き方があったに違いないのだが、咄嗟にどうしたものだかわからなくなるのはオトナでない。
■余談:件のジャニーズ事務所を解雇された少年たちの名前は(ばればれとは云え)日本では公けにはされなかったようだが、香港では当然のことながら、週刊誌にすっぱぬかれたその写真と堂々実名入りで報道された。そのコメントにいわく「でもみんな安心して!滝沢くんはまだだいじょうぶ!」ほんと香港のひとは正直ですねぃ。
■さて2月は何をして面白がろうかな。いやまったく、男も女も富者も貧者も死んでしまえば皆同じ、まさに人生楽しんだ者勝ちではないかと、近ごろとみに左様に心得たる次第。いっそ他人に嫌われても面白がり魔女にでもなってやろうかってなもんで。

26/Tue
■火曜日はなんだか大好き。
■PONZさんの▼ぐるぐる堂日録(1/25)を拝見し無性に白洲次郎について知りたくなる。またしても電網サルガッソーをあっちへ流されこっちへ漂う幽霊船となり、なんとか白洲氏人物伝の情報を得、その書評も読めたので安心する。が、途中で彷徨いこんだ元司法試験受験者の方による中世文学「とわずがたり」研究のページ(なんで白洲次郎で「とわずがたり」なのかは俺に聞くな)が非常に精密かつ面白そうだったのに、うっかり履歴を消してしまって悔しい。同じ条件で何度検索しなおしても見つからない。むー、サルガッソーの幻か。
■はて、と「わ」ずですか、と「は」ずですか?
■本日のりんご新聞一面:「自殺男肉弾と化し乗客を襲う」。昨日香港の地下鉄某駅構内で男が飛び込み自殺を図った。かなりのスピードでホームに進入してきた先頭車両めがけて彼は飛び込んだ。その体は車体にもろにぶつかり、逆にホームに向かってもの凄い勢いで跳ね飛ばされてきた。その「襲撃」に遭い怪我人が出た。因って死びとを「肉弾」と呼ぶ。こういう香港的風味を好めるか好めないかで、この街の住みやすさも決まる。
■たまっている英文メールの中から、最近日本で製作されるギャルゲー・エロゲー、または普通のアニメに登場する一部の女の子たちの、重力を無視しまくり怪奇なまでにデフォルメされた体型について、アメリカの真面目なJapanimation fanがあれこれ言い合っている報告をナナメ読む。どちらかというとああいったどばーん!きゅっ!ぷるるん!な体型は、おそらく日本よりはまだしも欧米でこそ観察され得るものだと思うが、しかしSATOMIとかSHINJIといったハンドルネームを持つ彼/彼女等は「あんな変テコな体型あるかよ(でも好きなんだよなあ)」「男性の不潔な幻想剥き出しまくりだわッ!(でも可愛いのよねん)」とさまざまな見解を述べ合っており、これはどうもその、かつて初めて「脱奴(ぬーど:(c)都筑道夫)」写真を目撃し、眉をひそめつつもうぁうぁ落ち着かなかった日本のお侍さんたちのパラレルな写し鏡ではないかと、ふと考えました。
■日本語を母語としない、所謂外人さんが作った日本のアニメ・マンガのファンサイトは楽しい。暇な時は▼ここなどにふらふら出かけてつまみ見してます(かなり重いですが)。楽しいといってもそれは我がQuadra老嬢が「お願いもうやめて、あたし壊れちゃう」と悶えるぐらいに(今日は下品度5%増し)びっくりするほどでっかい画像がべたべたてんこ盛りだったりする世界の面白さ・楽しさです。但し彼等のJapanimationに対する愛の熱さは日本の自家中毒系オタク連より遥かに純粋かもしれません。で、どうも外国ではいまだセーラームーンとドラゴンボール、それにエヴァが人気のようです。
■LinuxでもSolarisでもNet BSDでもないOS?

25/Mon
■どうも月曜日は寝不足になりがち。週末の夜更かしにだらけた頭から、きちんと朝起きる頭に切り替えられない。こんな年になってもそんなのって情けない、けれどもしかし。この夜更かし体質は中学一年の頃に深夜ラジオにはまって以来かれこれ20年以上は継続しているわけで、このまま治らず(って病気かこれは)50歳60歳になってもネットでチャットしているかも知れない。してそうな気がおおいにする(その際には老眼用にでかフォントで表示するのだな)。
■つまり(しかし脈絡無く続くが→)昭和40年代あたりから今風の「漫画」がこの世に生を受け見事に花を咲かせ、今では地平の果てまで花弁で埋めつくしてもまだ咲き誇る底無し薔薇地獄が如き漫画カルチャーなわけだけれども、そうして読者である少女たちの世代が進み大人になるのに合わせて各種レディコミが生まれ、やがて中年女がしみじみと読む一条ゆかり的あるいは松苗あけみ的漫画も普通に書店にならぶ時代が来て、だがはたして老女が縁側で猫を膝に抱えながらほっこりほっこり読む漫画(SFだったりやおいだったり)は現われるのだろうか。もしそんな漫画が将来生まれるなら、この夜更かしも治さずにいて許される気がする。
■月末週でそろそろまた忙しくなる気配。アルバイトのアシスタント嬢が先週から来てくれているのでだいぶ助かっているが、はたして。
■1/21に紹介したホヴァーフェリーにまた乗りました。またしてもだぅんだぅん揺れました。三半器官にはある程度自信を持っている私ですが、あと十分もアレに乗っていたら真っ青だったかも。船酔いしやすい人は要注意です。

24/Sun
■のんびり日曜日。洗濯+掃除、あとはずっとマックの前に座って、ごはんも読書もその席で(行儀悪い…)。
■ネットサーフィンの楽しさを今ごろ満喫中。はてさて世の中にはケッタイ奇テ烈なものが山ほど公開されておりますが、本日はECCPさんの▼「宇宙人大図鑑」と東京福袋さんの▼「トマソントーキョー」でしばしなごませていただいた。同じ東京福袋さんの▼「異端図書室」(デンパ系怪文書データベース)もなかなか興味深い資料だった。あとは「ムー」のHPでUMAや世界の謎について復習したり。
■赤瀬川原平氏が監修したトマソン写真集が出版されたのは、私が大学在学中のことゆえかれこれ十数年昔になる。かの超芸術群を「トマソン」と呼ぶようになったのはこの時の氏の命名に因るものである。写真集はけっこうな重さがあり貧乏学生にとっては気軽に買える値段ではなかったように記憶しているが、何故か気が向き大枚はたいて買い求め、下宿部屋の日焼けた畳に寝転がって舐めるようにページをめくっては、そのねじれた滅亡建築(残骸建築か?)の世界に酔ったものだった。こうして時を経てみると「トマソン」という言葉はちゃんと生き残っていて、もちろんそれはこの世に残存するトマソンが擁するあのなんとも不安定な愛らしさが私たちを魅了し続けているゆえなのだが、しかしその、なんでそれを赤瀬川氏がトマソンと名付けたか知らないひともたぶんいるのだろうなあ。
■私が卒業した中学の近所に、今は国立民族歴史博物館の敷地となった場所がある。私が中学に通っていた頃は、ただ鬱蒼と生い繁った雑草の薮と濁った沼(その名も「うばが池」)が広がっているだけだったが、そこに空からぼとっ、と落ちてきたように放置されている謎の階段があった。トマソン風に云えば純粋階段。その先に繋がるものは無く、ただ登る、そして降りるしかない、高さ2メートルほどの「階段」だ。どんな材質で出来ていたのか、表面は焼けてただれたように真黒で、かつ非常に頑丈で中学生が何人登ってもみしとも揺れなかった。そういう物体が、沼のほとりから数十歩のところに何の説明札も囲いも無くべたっと置かれている。当時の私たちは「きっとここには戦争のころ絞首台があって、これはその階段だったんだよ」と何の根拠もなく噂し、納得しあっていた。なぜ「戦争の頃」だったのかと云えば近所に旧日本陸軍が使っていたらしい謎の無人木造家屋があったからだ(にしても理屈になってないが中学生の論理はそこまでだった)が、しかし思い出してみるとどうもこの階段は変である。よしんばそれが絞首台の階段であったとして、戦後何十年もたって中学生に草刈り石拾いをさせるような平凡な空き地に、なぜそんな不吉な階段を放置しておいたのか。そこは狭い斜面に囲まれた窪地で、それこそ戦前から何の手入れもされていないような雑木林と草薮とコケミドロの浮く暗い沼しかない場所だったから、つい撤収を忘れていた、のだろうか。あるいはあれは階段ではなく、もっと別の、何か、だったのだろうか。
■閑話休題。「モンティパイソン+新刊情報」で検索をかけてヒットした見知らぬ人の日記で知人の名前を発見。私の認識とはちょいと違った角度からその人が紹介されていて、なんだかこそばゆいような、面映ゆいような、奇妙な感じ。まあ、他人様と知り合う時にどんな突入角度で彼/彼女の大気圏に突っ込むかによって、各人得るイメエジがてんで違う、と云う単純な例ですが。ともあれ帰国時に購入したい本のリストに一冊追加、「モンティパイソン大全」。ついでにネット各所で非常に濃いモンティ話を読みふけり、胃が満タンになる(モンティは肉なんであります。ゲバゲバ90分は鍋、カリキュラマシーンはスナック菓子(根拠無し))。久しぶりにラットルズのLPが聴きたくなった。Michael Palinはやっぱり激ラヴだ。
■SSIとかCGIの初心者向けガイドページを半日うろうろするが、依然としてちんぷんかんぷんであるのことよ。
■デジカメ欲しい病に突如感染してしまった。欲しい欲しい欲しいよー!(><)もしこの病気が来月の帰国時までに治らなかったら買っちゃうかも…VAIOも欲しいのに。いったいどこからそんな日本円が?…ここはひとつ世界経済がどうなってもいいからどかっと円安になってほしいでござる。

21-23/Thur-Sat
■僕は乗り物が好き。電車、地下鉄、バス、飛行機、船、ケーブルカー、ロープウェイ、なんでも好き。自分で運転せず(←重要)、そこに乗りこんで“どこかへ運んでもらう”ことが大好き。車窓や甲板から外の景色をぼーっと眺めているのはとても幸せ。それがたとえ真っ暗な闇であっても、真っ白な雲の海であってもさ。ってなんかメルヘンな出だし(まだMOE効果か)。
■さてこんな僕のために香港にはいろいろな乗り物がある。地下鉄(MTR)、エアポートエクスプレス(機場快線)、遥か北京までつながる九廣鐵路(KCR)、新界の一部で走っているオレンジ色の路面電車(LRT)、香港島の北沿岸を伝統の軋みを聞かせて走る二階建路面電車(TRAM)、ビクトリアピーク行きケーブルカー(PEAK TRAM)。STAR FERRYに普通のFERRYに HOVER FERRY。摩天楼の都会と魔窟な下町、それに郊外の田舎まで網の目にぬって走る二階建バス、普通の平屋建(?)バス、16人定員制のミニバス、そして赤と緑のタクシー。あ、それと海洋公園のロープウェイ。まあこんな狭い土地によくもこんなにたくさんの交通手段が(ってロープウェイは通勤には使えないけどさ)。
■で、会社帰りに思い立ってホバーフェリーに乗ってみた。メモは▼こちら
■さて何故自分で運転しないのが重要かと申せば実は自転車(ママチャリってんですか、普通のアレ)ぐらいしか運転出来ないんです。夢の中ではガンガンハンドルを握っていても、現実の自動車免許は持っていないし、バイク(原付含む)も乗ったことがない。あ、でも一度だけ750ccの後ろに乗っかって五反田から麻布まで爆走したことはあります。そして警察にとっつかまりました(何故ならアタクシがノーヘルだったから)。やれやれ。
■木曜日はオッカアと二人暮らしのちょいとトウがたったイイオトコ(←微妙)と中環のヨンゲイ(金ヘンに庸の字+記)で看板料理の焼鴨三昧。香港におけるパートタイム警官制度(警官のアルバイト。フルタイム警官と制服はまったく同じで拳銃も携帯する)の話を仕込むが、これはまた後日にご紹介しよう。焼鴨はさすがに美味であったが半隻でも二人じゃ多すぎる。昼も飲茶だったし、またしてもダイエット挫折。くぅ。どーしよぅ、コレ(むにゅり)。
■金曜日に「怪異雛人形」を読了。収録作「悪魔凧」で何度も繰り返して描写される、冷たい雨のそぼ降る冬のお江戸の風景がたいへん絵画的。他の作品も含め、昔の白黒時代劇映画を深夜のテレビでじっと黙って見ているような感覚。
■土曜日:朝方までIRC→12時間睡眠の後、妙なメニューでカロリー摂取。サーモンと海老の手巻寿司+ブラックコーヒー+カルシウム強化牛乳500ml+オレンジふたつ。そしておなかをこわす。後はおっかなびっくりFTPしたり、メールの返事を書いたり、見知らぬひとのWEB日記を読んでげらげら笑ったり。
■なんですと!?「モンティパイソン大全」?

19-20/Tue-Wed
■いたずらに長いです。
■火曜日。夜、ヨタりながらふと思ったこと:もしそこに、その一挙手一投足もいちいち気に障るほどに苦手なひとがいたとしても、少なくとも彼/彼女とて彼/彼女なりの論理に従い法を守って行動しているのだと認められるのであれば、その彼/彼女から否応無く与えられる不安定不愉快から手っ取り早く逃れる術はおそらく彼/彼女に「共感する」ことである。もちろん疑似的に。そしてこれは不安定不愉快から「逃れる」術であってそれらを「粉砕する」術ではないので、すぐに次の不愉快波動がやってくるまでの脆いツナギでしかない。がしかし、共感したと錯覚しているうちは彼/彼女が何故そこまで不安定か何故そんなに荒れてしまうかを受け止める(受け入れる必要はない)に「やぶさかでない」気分になる。この「やぶさかでない」が有効である数秒のうちに、さっさと自分の関心事を思い出し、彼/彼女を自分のレンジから棄ててしまえばよい。後はその連続作業である。
■水曜日。↑上記作業実験中。
■火曜日。会社のオフィスが入っているビルの1・2階を占める香港系デパート(香港におけるデパートのランキングは概ね英国系→日系→香港系→大陸系となり、お値段もその順にお手ごろになっていく)で謎のイタリア製ショルダーバッグを買った。手帳に財布、文庫本にハードカバー、厚めの雑誌、お守りの鈴、化粧ポーチ、丸めたカーディガン、臨時食糧にパック牛乳、とにかくやたら何でも鞄につっこむのが癖なので、いちいち開け閉じをファスナーでしない大きめの非トート型、スーツにもカジュアルにも合いそうな濃紺、そして年末セール5割引き、というあたりで決定(さて「結局一番最初に目にとまったものを買う」というのは、何か科学的説明が存在している心理なのでしょうか)。
■水曜日。うーん、思ってたよりモノが入らない(笑)。でも使う。使うとも。
■火曜日。頭のどこかは名探偵カッレくんやら長くつした(←これ「靴下」じゃなくて「くつした」でしたよね、って誰か覚えてる?)のピッピやら「いとしいしと」に回帰運動を起こしつつも、やはり角田センセイの豪華美麗な紙芝居的展開捕り物帳物語にうっとり浸って幸せさん。
■水曜日。うっとりin江戸時代な頭でぼへぼへ船積書類を片付けているところに社長がやってきて、おもむろにハードカバー「稲森和夫の実学」(日本経済新聞社)を貸してくれた。いや、確かに「なんだか面白そう、読んでみたいっす」とTさん(本社から来ていた会計スペシャリスト)に冗談半分で云った、云いましたが…(でもTさんと違ってレポートの宿題は出なかった。ラッキー<なのか?)
■火曜日。不気味なほど温みのぶり帰した香港だった。日中は湿気とスモッグと春霞?が渾然一体となった乳白色の大気が街を覆い、ヴィクトリア湾対岸の景観がスミアミ10%ほどの薄さになる有様。夜になってもまだ気温はぬるいままで、お風呂あがりに半袖シャツでも平気なくらい。これでは一週間前に凍死したひとたちが浮かばれない。
■水曜日。South China Morning Post紙によると、実は昨日の霞は史上稀に見るほどの濃密な光化学スモッグであったらしい。香港気象台は台風と暴風雨の警報しか出さないのである。
■箱根の雪で一杯の効果を高めるため、鉄鼠再読のタイミングを計り中。

18/Mon
■睡眠時間2時間で結構ヨレてた仕事帰り。気分転換に立ち寄った本屋でふと表紙が視界に入ったその瞬間、もう手が、手が勝手にぐんぐん伸びて。ぎゅっと掴んだっきり放さない、月刊MOE2月号「ディックブルーナの世界」。ああうさこ!! 愛している!!…ずっとずっと昔から君だけを。でもどんなに熱く愛を説いてもあなたの口は×印。
■↑さすがに専門雑誌だけあって特集の内容もカラーページたっぷり(ってもーブルーナの絵を白黒印刷するような悲しいことは誰も出来まい、したら俺が許さん)、他の作品もいろいろ紹介されており、うさこファン・ブルーナファンにはお買い得。たまにこんなお門違いな(?)雑誌を拝見するのも楽しいですな(って実は「MOE」創刊当時は毎号立ち読みしておりました。うさこに次いでプーもパディントンもピーターラビットもかなり好き、たまにピングーやダヤンも好き(浮気症)なのは、こんなばあやにもどこかにメルヘン惚れ魂が名残っている証拠であろうよ)。
■同じ作家を重ねて読むのはよくないのかもな、と思いつつもいろいろまた買ってみたり。内田春菊「私の部屋に水がある理由」「愛のせいかしら」(どちらも文春文庫)、都筑道夫「死体置場の舞踏会」(光文社文庫)「風流べらぼう剣」(文春文庫)、それに古本屋で「太鼓叩きはなぜ笑う」(鮎川哲也/徳間文庫)「好色いもり酒」(横溝正史/春陽文庫)を購入。おかげで夕食を食いっぱぐれる。今日は夜になっても気温16度前後で寒くなかったし<?
■うぬ…、うさこちゃんのセクシーキュートな×印におつむが刺激されたか。なんだかファンタジーが実はかなり好きだったことを思い出してきた。ファージョンとかリンドグレーン、天沢、別所、ガーナー、アリグザンダー、ルイス、トールキン…どうも無性に再乱読したい、したいぞぅ(江戸はどうした江戸は)。

11-17/Mon-Sun
■近頃はどうも日記を書くパワーが不足気味でござんす。しばらく週刊ペースでのんびり行こうかと思う次第で。weekdayは毎日家と職場を往復しているだけなので、ネタが無いのも一因ですね。「(せっかく海外に暮らしているのに)もったいない」と叱られたりもしますが、朝起きて着替えて会社にゆきあれこれ働いて夜になったら寝ぐらに帰って床に潜る、これは香港に暮らしていようと東京に暮らしていようと同じです。たとえニューヨークでもロンドンでもデュッセルドルフでも北京でもシドニーでもきっとそう。月給生活者の毎日に大差はないと思ってます。いっそ東京(あるいは日本の大都市近辺)に住んでいる方が、世界的に見てけっこうな贅沢であるとも思うナリ。
■土曜日は23時間睡眠。またしても不条理な長い長い夢を見て苦笑い。夢を見過ぎるのは、テレビを見過ぎた時のちょっと頭のネジがとろけたあの感じに似ています。
■火曜水曜はこの冬一番の冷え込み。火曜日は冷たい小雨模様で、もう少し気温が下がったら霙か雪にでもなりそうに感じたけれど、公の発表では最低気温12度。とは云え新界の奥の方では外気温が7度やら5度辺りまで下がったところもあったらしい。もっと寒いところで暮らしている皆様は、そんな程度でだらしないと思われるかもしれないが、空調は冷房のみの南国にあって「暖房の無い室内気温10度」はかなり寒い。よって今年も10人の凍死者が出ている。亜熱帯でも凍死はする。
■GigaHit.Comのwebアクセス解析ってやつがどんなものなのか一度見てみたかったので申し込んでみた。ちょいと重くなったかも。そのうち飽きたらやめます(笑)。
■「おもしろ砂絵」(都筑道夫/光文社時代小説文庫)読了。入り組んだトリックに唸らされると云うよりは、小粋な判じ物と江戸風物をさらりと味わう短編集で、登場人物の語り口がなにせ柔らかく張りがあり、美味い酒を呑むように楽しめた。収録作中、ある女が口に上らせる台詞がこれ:「もう、もういけないよ、日本じゅうが、ひとつところへ寄るようだ」…やれまあちょいとそこの旦那さんがた、女にこんな艶言を吐かせたことがおありかぇ?
■続いて松本清張の「紅刷り江戸噂」(講談社大衆文学館文庫)も読了。こちらは江戸時代に材を採った犯罪小説短編集。冷えた筆致が切り抜く罪の姿はさすがに鮮やかで、惨く、影濃く名残る。収録作中では「突風」がよかった。了さぬまま不意に闇ごと止まる幕切れがエド・ノワールな趣きです。然して、推理小説において探偵が犯人のトリックを看破して見せるあの快感と、犯罪小説において犯した罪が暴かれてゆく瓦壊のカタルシスとは、はて、比べてもせんのないことかしらん(←今ごろこんなこと云ってる駆け出し読者な俺様だ)。でもってお次は「怪異雛人形」(角田喜久雄/講談社大衆文学館文庫)の予定。はまると長くて深いヲタク傾向にある己が性分はわかっちゃいるが、いつまで続く江戸かぶれ。岡本綺堂で締めるか否か?
■先日Unix系のOSをMacintoshのマシンにのっける話を探してネットをうろうろした際、あるひとのインストール記録に辿り着いた。その著者さんがなんとなく味のある独り言系日記も書いているひとだったので、以来たまに読みにいってはその見知らぬひとのつぶやきにふむふむ、とうなづいていたが、今日ひさびさに出かけてみると、ある本の感想がいつもの調子でつぶやかれていた。で、どうもその本が読んでみたくなったのだが、あいにく彼の日記ではタイトルしか触れられておらず、著者名も出版社もわからない。あれやこれやと探してみたがどうも私はネット検索が下手かつ苦手で、関係ないページばかり釣りあげてしまうこと一時間。よたよた廻り果てたあげくに漸くあるひとの読書日記に辿り着き、件の本の正体が判明する。すると今度はその読書日記の著者である精神科医さん(SF系では有名なひとなのかもしれないが私は初めて拝見した)のページがまたなかなか読みでがあり、ついつい全部読みあさり…といった日曜日でした。
■本の正体:シェリー=タークル著「接続された心」(早川書房)。
■その精神科医さんのページでちょいと興味深い都市伝説に関するテーマに出会う。▼「イエローピーポー」。皆さんは聞いたことがありますか? 私個人は…どうも緑色の話はどこかで聞いたようにも思うけれども、それはどうも天沢退二郎の小説であったようにも思えて、あやふやです。
■さて、覚悟しましたか。それならば、楽しみましょう。

07-10/Thur-Sun
■仕事(と社内人事のあれこれと後ろの上司Lちゃん宥め←これも仕事?)で明け暮れた週後半。まだまだ修羅場は続く気配。
■「神州魔法陣」読了。続いて同じく都筑道夫の「おもしろ砂絵」読書中。どうやらまだしばらく江戸人情コトバ萌えは続きそう。土曜日に休日出勤の帰りになんとなく本屋に立ち寄り「自来也小町 宝引の辰捕者帳」(泡坂妻夫/文春文庫)と、「経理の仕事が面白いほどわかる本」(中経出版)を購入。
5次元ルービックキューブなるモノを作ったひとがいる、というのをある掲示板で読み、いったいそれは平らなCRT画面でどんな風に表現されるのだらふとわくわくしながら▼その方のページにお邪魔し早速ダウンロードしてきたが、他にもいろいろ綺麗なものがあってしばらく遊ばせていただいた(全てMacintosh用フリーウェア)。しかし肝心の5次元るびきゅー君はエラーが出るばかりで開けない。うちのマックが68Kだからかもしれない…と思うとだいぶ寂しい思いをしたことであった(でもG3は買わないぞ、G4まで待つんだもん)。
■やろうと思ったけどやめました。つまらないと思ったので。
■来月の旧正月休みに一週間ぐらい一時帰国する予定です。雪景色が見られるといいなあ。

06/Wed
■何故か「今日は火曜日だぃ」と思い込んで丸一日過ごす。火曜日というのは何となく好きな曜日で、どういうわけだか元気が出るような幻覚がある。
■某オルラーヌの化粧水をひと瓶使いきり、特に肌に合わなかったということもないので、ぐうたらに同じものを買いに行った。安売り化粧品チェーン店の紗紗(ササ)でHK$110(半額セール)だった。こういう時、「もし日本に引っ越すことになったらやっぱりまとめ買いして帰ろう」と真面目に考える。
■「神州魔法陣」引き続き読み読み。物語半ばにして、動く死びとを操る謎の老人・平賀源内が登場。いよいよ幻想怪奇の味を深めつつも時に爽快にテンポよく、時にぐっと艶めく筆運びに誘われるまま東海道をさまよっているところ。
■なんだかゲームがしたくなってきた。ずっと中断したままになっているFFVIIを終わらせたい(まだDISC1)。
▼5人揃ってゴ…。いやもうちょっと霞かかった色だったらねえ。あるいは、かりんかりんに透け透けの色なし超スケルトンなら。隣の除湿機みたいなヤツはなんだかなー。

05/Tue
■声を荒立てて仕事をするひとのうち何%が実際にその大声を生かして利を得ているのか、なんて計算はやっぱり不毛である。どうせ考えるならもっと幸せになれるアレやコレやを夢想しませふ…
■とは云え波間に漂う砂粒が如きしがない我が身、夢想も「む」の横棒辺りであっちへずざざざこっちへずさささ(砂の台詞:てめーらいーかげんにしねーとなぐるぞおらなぐるだけじゃねえぞ○○して××してやるぞんどりゃあ(←頭の中で考える分には犯罪にアラズ(でもこうやって公表しちゃったら犯罪かも))、結局夜8時過ぎによれよれ退社。近所の食堂で魚香茄子鍋セットを注文し、せめて腹具合を暖かくしてみるも舌をやけどする。とほほ。
■よいこともあった。先月からの家賃の下げ幅に応じて、敷金の一部のン万円分ほどが大家から返ってきた。臨時収入だーー…違う、いつかは返ってくる金が今戻ってきただけだッ。換金したら使ってしまいそうなので小切手のまましまっておこうか、いやしかし微かなりとも利息稼ぎのために貯金しておくか…(侘しい)
■ここのところずっと雨が降らず晴天続き。空気もぐっと乾燥してきている(この湿気た南国で静電気が起きるんだから相当だ)。夕方オフィスの窓から外を眺めるとちょうどヴィクトリア湾をはさんで向こう岸の香港島の、そのまた向こうに夕陽が沈んだ直後で、山頂のあたりの空がとても綺麗なあんず色のグラデーションに染まっていた。呑んだらきっと美味しいだろう淡くて甘い素敵な色。誰でしょうかあれを呑むひとは。やっぱりカミサマ?
■何故か後生大事に香港まで持ってきていたが今の今まで開かずにいた「'93年度版Macintoshなんでも用語辞典」。さすがにもうめろめろに役立たずであろうと思いきや、いやいや、どうして。

04/Mon
■日曜日の夜8時に目が覚めた。で、そのまま今夜まで起き続けてようやく体内時計を正常の範囲にへしもどす作業。ぎゅうう。ぷはー。さて、さくさく仕事仕事。
■然して。新システム導入に伴う荒波の最後の飛沫が後ろ首を濡らす中、増大する眠気と低減するやる気のDS曲線は午後6時半過ぎに早くも交差。「走先了(おさきに)」価格は低値で決定され、労働者は団結し夕ごはんへ。本日はCauseway Bayの《美味厨》で名物排骨菜飯と酸辣湯、炸雲呑に白菜仔の生姜炒め。相席方が二組も入れ替わるくらいにゆっくり食べてもまだ夜8時過ぎ、食後は腹ごなしに日文書籍の古本屋へぶらぶら。「少女と武者人形」(山田正紀/文春文庫)、「クラインの壷」(岡嶋二人/新潮文庫)「おもしろ砂絵・なめくじ長屋捕物さわぎ」(都筑道夫/光文社時代小説文庫)などを買って、まあまあの月曜日。:-)
■ところでJM嬢のおもしろtravelogue▼にもあるように《美味厨》の排骨菜飯の「排骨(ぱぃぐわっ:豚のスペアリブ)」は激しく旨い。メニュー自体は、甘しょっぱいたれ味をつけてやわらかく揚げたスペアリブをてんこ盛りの炒め青菜まぜごはん(=菜飯)にどどんと乗せただけの、いわゆる丼もの。他の食堂(レストランで出すようなメニューじゃないのだ)でも探せば注文出来るのだが、なにせこの店の排骨はたいそう味が濃い上に非常に肉が柔らかく、なんというか骨付き肉のお菓子みたいなんである。まぁ店の姉さんたちは働き者だが無愛想だしテーブルは小さいわ店は狭いわうるさいわだけれど、待つのが大嫌いなあの香港人が辛抱強く列をつくって並んでいるくらい、食う価値は有るのである。…うーむ、こういう時にはやはりデジカメか(笑)
■久々に本日の東方日報一面:「電信事業各社、国際電話部門で熾烈な争い」。香港の物価は昨年あたりに東京を抜いて世界一位になったと聞いたが、その「物価」が何を含み何を基準に定められているのか不勉強にして知らない。ともあれ東京と香港の両方で同じようなものを買った場合の実感としては、大概の場合東京の方がまだ何割かは高いように思う。ことに交通費はべらぼうだ。翻って香港で東京と同じかそれ以上に高いのではないかと思われるのは、まず家賃。それに国際電話料金だが、そのIDDサービスを巡って、最近業界各社が値下げ競争を始めている。香港からの移民が多いアメリカ・カナダ方面はおかげでぐっとお安くなって消費者にとっては喜ばしいことだが、しかし日本向けは全くその値下げ範囲に入らないんですねえ…(泣)。
■ちなみに牛乳も高いです。中国その他の外国から全て輸入しているからでしょう、1リットルパックで350円程度します。水道水も全部大陸からパイプラインでひいているのだけれどもこちらの料金は激安。ただし誰かが何か怖いものをそこに混入しないことを祈るばかり。
■へしもどしへしもどし。ぎゅう。

01-03/Fri-Sun
■明けましておめでとうございます。こんな日記モドキを毎度読みに来てくださり有難うございます。そんな貴方の奇特さが、今年はよりいかされる世の中にどうぞなりますように。どなたさまもよい一年をお過ごしください。
■ここ数年抱えていたちいさな悲願。それは“Mac起動時に出てくる「Welcome to Macintosh.」というメッセージ画面が、正月三が日のあいだは「あけましておめでとうございます」に変わる、という仕掛けを目撃する”こと(笑)。93年暮れに初めてのMacを入手して以来かれこれ6回目のお正月にして、今年ようやく拝むことが出来ました。ほぅ。いや、実際見てみるとなんてことない画面だなぁ。でもMacのこういうところ、私は嫌いじゃないです。だから、出来れば拝みたくない究極の危機マーク"Sad Mac"も、いざ出会ってしまった時には凍りつき唸りつつもその可愛いらしさにふと心慰められてみたり(←すっかりAppl*の手玉にとられている俺様さ)。
■12月下旬分の雑記録は12月分に書き散らしましたが、さて大晦日は「贅沢して(1)お寿司と年越し蕎麦を食べよう!(2)日本の衛星放送が入るホテルに泊まって紅白とゆく年くる年を見よう!」計画を実行に移すも、ガセネタにひっかかって(笑)宿泊先のKowloon Shangli-la Hotelでは残念ながら衛星放送は見ることが出来ず。しかしさすがはシャングリラ、普通のグレードのお部屋でも豪勢な造り。部屋もバスルームもベッドも広くて持て余すくらいだし、ウェルカムフルーツ&ティーセット(藤篭に入った中国茶ポットとカップ)が綺麗にソファセットのテーブルに準備してあったり、窓からちょっぴりだけれど海も見えたりして、貧乏人たちの満足度はじゅうぶん満たされたのでした。社長に紹介されて訪ねた先の日本料理屋「桜」は狭いカウンターにテーブル3つくらいのごく小さな店で、カウンター席の上に置かれたテレビで日本の年末番組の録画ビデオを流しているあたりがなんだか妙に新橋ちっくで和みまくり。お寿司も焼カレイも年越し蕎麦も、勿論お酒もたいへん美味しくいただき、さらに満足度アップ。食後はぶらぶらとヴィクトリア湾沿いに散歩。するとやたらな人ごみで、なんだなんだと野次馬根性で立ち止まっているとやがて遠くから、汽笛。
■1999年、日本からは一時間遅れた年明けはたいそう穏やかでした。
■この三が日はまったくもって文字通りの寝正月。ところで「初夢」は元旦の夜に見た夢のことを云いますか、それとも正月二日の夜に見た夢のことですか?我が家では後者をそれと定めておりますが、しかし元旦の夜に見たのと同じくらいスペクタクルな非条理なオヨヨ大統領@NHK少年ドラマシリーズな夢でした。いや、もしかすると二日でひとつの物語だったのか。分類的には悪夢系でありましたが、古今東西(?)の知り合いが7人ライダー勢揃い!な有り様で縦横無尽の大活躍。現実世界もそれくらい波乱万丈だと刺激的なんだが(でも謎の影に追われてタクシーで逃げるのはやだな。しかもぎゅうづめ)。
■明日からまた旧正月までしばらくお休みが無い気配。努力も踏ん張りもするけれども、無駄な無理はしない余裕ある態度で過ごせますように。お楽しみは旧正月前のバーゲンと年一度のボーナス(月給一ヵ月分と決まっている)。A4サイズの書類や雑誌と細々したものをごぼごぼ突っ込んでも平気なしっかり者のショルダーバッグが狙い(とうとうブランドに手を出すか?)。
■貫井徳郎「鬼流殺生祭」(講談社ノベルズ)、泡坂妻夫「折鶴」(文春文庫)読了。感想はまた後日。現在は都筑道夫「神州魔法陣」(富士見書房時代小説文庫)を読書中。闇のお江戸に渦巻く陰謀の数々を、こそ泥の独楽使いと謎の浪人が解いてゆく奇想味豊かな物語ですが、なんというか、「大江戸捜査網」+「必殺」シリーズ+「俺たちは天使だ」(←古いな)+「スケバン刑事」なテイストで非常に面白い。前後編合わせてボリュームたっぷりで、読み耽る楽しみに溺れ中。

Laichi BBB 1999 All rights reserved.
xgag@hk.ntt.net

GigaHit