南国備忘録
[South China Sea News]

◆November 1997◆




29/11/1997(Sat)
Maybe.

If you want him get down, you must be with her at the dawn, the morning will never come to him if you, dear, if you shut her eyes down with your...

もうすぐ12月。商店街ではぼちぼちクリスマスの飾り付けが始まり、早々とビルの壁面いっぱいに季節の挨拶を描く電飾を出したところもある。クリスマスから旧正月(来年の旧正月は1月28日から)にかけては、そこらじゅうのビルで赤や黄色や緑の電飾合戦が続く。一年で一番派手な季節がそろそろ来ようとしている。
ただ気候の方は妙に蒸し暑く、日中は半袖でもいいくらいだ。肌に刺さるような寒さがないと、あまり師走を感じない。さすが南国。

<旅人遭遇日記その4日本酒記憶ナシ篇>
金曜日宿酔いのため午前中仕事にならず。昼ごろホテルの部屋に電話。Jさんにはこれがモーニングコールとなったらしい。Jさんは午後香港島観光。
夜ご飯は、一度中を見てみたかったおこぜ料理で有名な海鮮レストランにて。迷ったうえで「青星」という魚の蒸料理にした。白身魚に香草を乗せて姿のまま蒸した上に、あつあつの醤油+油をたっぷりかけたもの。日本人には魔法のように効く味で、やはり自分も虜になったひとりだ。他に賽傍蟹、白菜で中華ハムを包んで茹でたものに塩味のとろみソースがかかったものなど。
部屋にもどり、数日前にMさんからお土産にもらった日本酒(前日から冷蔵庫にいれて冷やしておいたのだ〜)を開ける。最初からコップ酒(だってコップしかないんだもん)。前夜の反省会がいつのまにか更にヨタな話へ流れていくのは必然か。……飲み物も仕入れてきたのにやはり足りなくなり、またしてもJさんに買いだしにいってもらう……Jさんはしゃぐ。自分も無謀な発言がばんばん飛び出す。Jさんウケすぎて転ぶ、部屋のランプ倒れる……酒瓶ごろごろ……テレビをつけたらNHK衛星で「おはようにっぽん」をやっている……ちょっと寝る……起きたら8時45分。あれ?9時過ぎには空港に行ってなくちゃねって言ってなかったっけ?
支度をして空港へ。とりあえずチェックインには間に合い、朝のコーヒーをJさんとご一緒しておわかれ。皆によろしくね。また会おうね。やれやれ、これでまたしばらく誰も南国に来ないのね。
出国検査のブースへ消えるJさんを見送り、空港バスでコーズウェイベイへ。寂しさを紛らわすべく、大丸の旭屋書店で雑誌数冊を買い、食料を調達して帰宅。午後遅く、眠り込む。夜になっても目覚めず、起きたのは翌朝9時過ぎ。ひさしぶりの十数時間睡眠だった。

そう、12月が来る。
恋をしたいですねえ。


27/11/1997(Thur)
Only three more years.

Too long.

もちろんわたしは知っています。
あなたが知らないことも、あなたが知っていることも。

おかえりなさいぱーとつ〜(笑)。

<旅人遭遇日記その3赤ワイン篇>
木曜日朝7時、ローマから香港啓徳空港に無事到着したJさんからの電話で起床。元気でお戻り〜よかったね!と、お昼に待ち合わせてさっそくイタリアのみやげ話を聞きこむ(主にナポリタンオトコについて(笑))。晩ご飯は、一皿の量が少なく小人数でもおかずをたくさん楽しめるのでよく利用する、チムシャツイの上海料理レストラン「上海一品香菜館」。そうか、ナポリは南国なんだ。で、その後彼はどうしたの?などなどインタビューしつつ、帰りにコンビニでビール他を仕入れ、ホテルの部屋に戻って改めて乾杯。
Jさんがお土産に持ってきてくれた、本物のヌーボー(シチリアワイン。ちょうど出始めた頃だったらしい)が激しく美味しく、感激しまくる。こんなに喉ごしが爽やかでフルーティな、でもしっかりした味がする赤ワインは初めて。他にビールやカクテルドリンクをちょっと(Jさんが2回も外に買い出しに行ってくれたくらいちょっと(笑))ひっかけつつ、朝までよた話。
目が覚めたら8時半。会社の隣のホテルでチョらっき〜、と拳をぐーにする僕だった。

ちなみに翌日のJさん曰く「記憶がちょっとないの」……
おう!これが世に名高い「記憶ナシ蔵」だね!(感動)
って俺もなんだよ実はね(泣)。
(以下旅人遭遇日記その4「日本酒完全記憶忘却編」へ)

(劇は続く)
知らないことがあるなら教えてほしい。
キミならきっとそう言うだろう、
と、彼は叫んで窓から身を投げた。


25/11/1997(Tue)
Tres beau, mais tres fatigue.

Je ne peau pas parler...
"Ah? Meih-wah?"
See, I am not able to speak out the...
"Gong-daih-seng!"
Sorry, you must listen to me, the...
"Yauh mouh gau choh ah!"
Dear, it is the world.

おかえりなさい。

<旅人遭遇日記その2>
月曜日みんな無事マカオ行きのフェリーに乗れたかなぁなんて考えているうちに午後になり、会社にMさんから「ちゃんと行ってきたよ」の入電。待ち合わせはコーズウェイベイのそごう1F、ふぇらがもの前で。目指すはSさんに教えてもらった四川料理レストラン。どうも店内はぼろっちい見かけでありましたが、辛味たれのワンタンが好評だったようでひとまずほっとしてみたり。
食後はクリストファードイる(笑)ためにトンネルをくぐるバスにて九龍サイドに戻る。もちろん2階最前列に陣取るMONKさんたちである。デジカメで揺れるテールランプをモニターすると、本当にウォンガーワイ(というかクリストファーというか)。KCR(九広鉄道)九龍駅近くで下車、続いてやや蒸し暑い夜のお散歩(にしてはずいぶん歩いた)はビクトリア湾沿いの遊歩道。雨がぱらついたせいで空気の濁りがやや消えて、対岸のネオンがくっきり見える。Kさんは自分の会社をつまんでみたり食べてみたりしていた。20分ほど歩いてたどり着いたペニンシュラホテル前で記念撮影。娘さま方を無事ホテルにお届けして、お名残りおしゅうございましたが、おわかれと相成った。いやはや、僕にもっと勇気があったなら、皆を抱きしめてひとりづつ接吻しただろうに(いや、酔ってたら勇気がなくてもする(笑)何故なら接吻部だから)。
ロビーから外に出て振り返ると、可愛いログ進行請負人たちはガラス越しにずっとずっと手をふってくれていた。

どうにも頼りない南国ガイドですが、まだ来たことがないあなたも、何度も来たことがあるあなたも、ぜひ遊びに来てください。
待っています。

閑話休題。
どうにも一目瞭然、という経験が最近とみに多くなった。自分だけかしら。

あともうすこし。
あと、もうすこし。


23/11/1997(Sun)
Sound. Blind. Found. Mind.

Please remember, you've once promised me to tell when you need to laugh.

旅に出るひとが多いですね。

<旅人遭遇日記その1>
金曜日夕方、某ML仲間のHさんとお友達のMRさんを迎撃。フェリーで香港島に渡り、ビクトリアピークからの夜景(あいにく霞がかかっていたが、それも幻想的と言えなくもない、、、だろう)と北京ダック(やはり美味。でも三人で一匹は多過ぎたッスね)。おふたりとも早朝出発の旅疲れか眠らせ猿に捕獲されかかっていたので、食後はすんなり解散。
土曜日午後Hさんたちと上環で待ち合わせ、ガラクタ骨董街(キャットストリート)と文武廟へ。Hさん妙なモノを買う。虎豹別墅(俗称タイガーバームガーデン、現在はオーブンホーガーデン)に行こうとしたがすでに閉園時間を過ぎていたので、九龍公園(カップルとフラミンゴとアヒルと白鳥がのんびりしている変な場所)をぶらぶらする。この日到着予定の某ML嵐の娘MONK(坊さん、ではない)4人組との待ち合わせ時間まで、ペニンシュラのロビーでお茶。某さる姐の過去が知れるJC秘話(笑)。若かったんです、ええ。
MONKさんたちと無事落ちあい、近くの上海料理レストランへ。ここでKさんが酸っぱいもの好きと知る。食後Hさんたちと別れ、娘さま方の二階建てバス車窓観光(現地公共交通機関駆使しまくり)のお供に。ホテルに戻って一杯おごっていただき(「ぱいなっぷるじゅーすみたい」Nさんの冷静な観察。Nさん崩壊計画は難航か)、その後Mさんと夜の巷へ(以下内容極秘。一言で言うなら:「ロス、なぜだ?!」)。
早朝4時帰宅(ホテルへ(笑))、Oさんのうふふ〜んな寝顔を子守り歌に、居候就寝。
日曜日ぱじゃまのOさんを羽交い締め(鼻血)にした後、娘さま方をお粥屋さんへご案内し、一緒に朝ご飯。ちゃんとしたお粥はひさしぶり。熱檸檬可楽(ホットレモンコーラ)を無理やり皆に味見させる。
いざ買い物スタートのMONKさんと別れ、ずっしりみっしりとリュックに詰め込まれたお土産(超大感動グッズがたんまり。Kさん芸術作品はどうあっても皆に見せたい逸品。マジ)と共にいったん帰宅。着替えて正午にHさんたちとホテルで待ち合わせ。どうも人が来て飲茶となると必ずここに行ってしまう定番ジェイドガーデンへ。今日もだいぶたくさん順番待ちのひとが、、、、なんだか見たことある顔が四つ、、、、早くも娘さんたちと再会(笑)。
飲茶の後は旺角のおたくビル(信和中心)でHさん再び妙なものを買い物。そのまま黄大仙へ。HさんMRさんは手相顔相を占ってもらいたかったのだが、唯一日本語を使える占い師さんが先客ありだったので、あきらめて本日のメインエベントである競馬へ。
競馬場、、、、遠かった(泣)。だめだめガイド(俺だ)がさんざん道を間違えた挙げ句にようやく到着。さっそく馬券購入。予想もなにもあったもんじゃない乱戦レースを3つほど遊ぶ(結果はきかないでくれ。でも面白かったッス)。
日曜夕方とあって超混雑する沙田駅(こんなところまであんまり観光客はこない、、、来るひともたまにいるけど(笑))で娘さんたちと待ち合わせ、バスではるばる西貢へ。車中KさんMさん美しく崩壊。シャコ海老石鯛貝烏賊など海鮮をたっぷりいただく。帰りのミニバス車中で、またまたK・Mさんにこやかに崩壊(KMさん、ではない。でもKMさんも香港に来たら崩壊するかもしれない。面白いから早く来てください)。彩虹で下車、地下鉄でホテル最寄り駅へ(ほんとに公共交通機関ばっかり)。途中、最後の夜の放浪を楽しむべくHさんたちは旺角で下車。お土産ありがとうございました。またいずれお会いできる日まで。MOSKさんたちも、翌日早朝のマカオ行きにそなえておやすみなさい。(以下その2に続く)

旅人さん、旅に出るひと、あるいは旅に出なければいけないひとへ。
行ったきりずっと帰ってこなくてもいいから、あなたの帰りを待っているひとがいることを、どうか忘れないで。
どちらさまもつつがなく、Bon Voyage。


21/11/1997(Fri)
He said, "Be here, or you loose me".

He sang, don't push me, never push me, your breaths heat me, your wisps drive me, soon you will get me, when you see you loose me.

海の彼方と楽しいたのしい宝捜しのお約束。
あなたの等高線はきれいですか?
僕の×印は、あぶり出しだよ(にやり)。

今日はHさんご一行、明日は嵐の娘四人集が来港。
(そしてシメはシチリア帰りのヲンナ、J(笑))
楽しんで帰って、そしてまた来てね。

香港ヤオハン倒産。二千人の従業員が解雇の憂き目に。
失業保険など整備されていない当地、厳しいなあ。

ゆくかわのながれはたえずして。
焦がれる、というコトバは嫌いです。
そうさせるひとも、嫌いになりたいくらいに。
嫌いになれたらいいのに、と思うくらいに。


19/11/1997(Wed)
Wish you a beautiful life, Mr. Hope-it-is-in-your-hand.

I wish you always clarify the world, with your words and magic, with your love and hope, while I see it get more meanless, get more wordsless, huh, but remember once you told He is not here, though I believe He is, I believe He cares you, even we've only been, only and only been, always stuck in this bib black box and singing, He always see you, sure it is the world, nevertheless you wouldn't see.

うつりにけりないたづらに。
愁(うれ)う、というコトバは好きです。あまり実のない行動なので実際にはやらないことが多いけれど。

鬼さん笑ってください。
来年は、たくさん本を読みたいです。乱読ではなく、自分の中に系統立った知識や感覚が残るような、じっくりと本に取り組む読書をしたいです。
来年は、アジア以外の場所に旅行に行きたいです。目標はウェールズかアイルランドかブルターニュで、馳夫さんやどろ足にがえもんやスナフキンを捕獲するのです。
来年は、もっと健康になって(今でも十分健康ですが)、いいヲンナ入門編の門口までたどりつけるくらいにはなんとか体型を(以下涙に霞んで不明瞭)。

ぐっと晩秋の気配。気温14度から23度くらいを行き来しつつ、風が強く吹いたり。鍋の季節かもしれない(泣)。

ともあれ香港は平和です。


17/11/1997(Mon)
Wish you a beautiful life, Mr. Red-bean-jam-bread.

He said that was an accidental happening. Dear, you must be careful not to make your girl hear such a word.

月曜日は仕事モードにならない日。

残業したものかどうか迷っているところにU氏から入電、「カレーを食べにいきましょう」。あっさり仕事放棄(笑)。
目的地はかの重慶大厦(チョンキンマンション)。安宿が密集する得体の知れない場所として、また最近は某映画のシーンの一部で有名な雑居ビルだ。安くて美味しいエスニック(主にインドやパキスタン系か)料理の店がたくさんある、とも聞いている。
今まで中に入ったことはなかったのだが、なかなか奥行きもあって、何処へ連なるのか階段やら廊下やらがやたら枝別れしているのが面白かった。
U氏ご推薦の店は残念ながら閉店中だったが、同じビルの中にある別のインド料理レストランで、無事美味しいタンドリチキンと野菜とマトンのカレー、ナン、などのご馳走にありつく。それと生ビールをピッチャー半分ほど。話題は香港駐在員と現地採用社員の悲哀や幸福について。
満腹になった後、これまたU氏ご推薦のドイツ系(?)バーレストランへ移動。会社のそばにこんな店があったとは。ドライめの赤ワインをグラス二杯分ほど頂く。話題は芦屋のお嬢さまと群馬のオンナについて(笑)。

月曜日は、深夜帰宅の酔っ払いになる日。

年上のおねえさんに弄ばれた青年の愚痴を肴に酒を飲む、これがまた美味しいのは何故だろうね、ヒロシくん。
先生、言っちゃなんですがけっこうシュミ悪いっスね。
むー(もじもじ)。だって赤ワインは酔いやすいんだよ。
そりゃまるっきり言い訳ですね、先生。
ヒロシくん、冷たいね(涙)。
じゃ、用がなければ僕はこれで。

日曜日は最高気温29度と急に暑さが戻ってきて、半袖Tシャツ一枚でも汗が滲んできたのに。
真夜中バスから降りて歩いていると、風がひどく冷たかった。
毛布にくるまって、まるくなって、眠った。


16/11/1997(Sun)
A day in the life. Who got it?

Say you obey me. Do as I say. You must do it. Otherwise, I would....

サッカーW杯アジア地区予選、日本チームは見事突破。PKにならずにゴールできっちり勝負がついたのがよかった。実は選手の名前もろくに知らないのだけれど、頑張って勝利を手にいれた人たちの姿を見るのは、どうあれ気分がよくなるカンフル剤みたいなもの。よかったね、と思うことで、なにやら自分も力が湧いてくる(単純?)。
そんなおめでたい気分に水を差すつもりはないが、イラン戦の会場につめかけた日本チームの応援団がてんでに広げた横断幕の中に、ひとつ日章旗めいた模様(まさか朝日新聞社のマークじゃあるまい)を描いているものがあった。もしあれが日章旗のつもりで描かれたのだとしたら、ずいぶん無神経だな、と思う。

Sさんがダンボール屋敷となりつつある窮状を見かねて手伝いにきてくれたおかげで、キッチンと雑貨/書籍関係がずいぶん片付いた。本棚2つにほぼ一杯になった本(やらノートやら切り抜きやら雑誌やら、ともあれ紙で出来たモノ)を見て、Sさんは「なんで」と一言呆れていた。俺もそう思うよ、Sさん。

「失いたくないなら、大切にすることね。失ってもいいなんて、一度でも考えたら終わりよ。」
ほんとうに。

As for the diary of November 1st to 15th, the data was gone. Byebye〜!! (^^)/


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