xgag's
南国備忘録→下総備忘録
Nothing related to South China Sea regional/political issue.
Written in Japanese only.
diary index

FEB-APR 2004

■おいぼれたかなーと思うのはこんな時:女性の髪どめアクセサリーのつもりで「バレッタ」と書き、数時間してからふと「…あれ?バレッタでよかったっけ…ベレッタだったかのう?」と不安になる。いやいや、ベレッタはあれだよほらピストルでしょ、違う違う、と思うそばから「…もしかしてやっぱり“ベ”では?」という疑念が晴れなくなり、しまいにgoogleってホッとする。“バ”だった。
■そこでググるのは正しいのか否かは些末なことか(自分がどれくらいgoogleに依存しているかをここで考察するべきか)はともあれ、やれやれこういうぼんやり記憶がこれからどんどん多くなっていくのかな、と膝を抱えてみたけど、抱えたところで脳味噌が若返るものでも腹が痩せるものでもない。そも、ベレッタで髪を留めている女性とバレッタで人を脅かそうとする奴のどちらが平和であるか。「おとなしく云うことをきかねえと、俺様自慢のバレッタの留め金でおまえの指をはさんでやるぜ!」「それはちょっと痛そうですね…」「ちょっとだけだけどな!」
■そんな風に過ごしているならいいけれども(いいの?)まだ残されているイラクでの異国人の人質たちはどうなるのか、ローマでは人質の家族の呼びかけに応じる自発的デモが行われたとか。現地ではどんな風に“報じられ続けて”いるのだろう、とちょっと気になります。日本国籍の人質事件が終息(したのかな)した後、日本での報道はもっぱらファルージャの戦闘と暫定評議会のあれやこれやのレポ、あるいは「自己責任」の使われ方を云々するいやったらしいコラムばかりで、他の人質たちの現状や、何故そうなったかを継続取材しているのかどうか、一般ぴーぽーな私には全然わからない。これはどこの国でも自分たちの国の人質が解放されたら辿る成り行きなのか、日本以外の国なら違うのか。彼此の違いを知りたいような、知れたところで結局うんざりしそうで、それなら最初からシャットアウトしておけばいいんだろうけれども、それはしていいことなのか、と。
■今回は港龍航空@成田発着を試してみることになりそうです。復路openで格安があれば、の話。でもって広島→台北→香港てのも実に楽しいと思われ。台北〜香港間は、東京〜大阪間みたいにいろんなのがだたくさん飛んでますからのう。


■愛しいロバートがマクハリでがんばっているのだから俺もがんばらなくっちゃ。
■ひと昔いやふた昔ぐらいの昔にはもうちょっと頭のイイ、というか、やってることが悪かろうと良かろうと、有象無象をずっぱり斬って捨てちゃあその言い訳も野太く図々しく有無を云わせぬ知略の主たる政治家が幅をきかせていたように思えますが、気のせいでございましょうか。そういうひとたちはあとどれくらいしたら再び永田湖の水面上に浮かび出てくるのでしょうか。畏れ多いことながら平成の世もあと20年かそこらでございましょうが(下手な延命措置はオカミもご希望ではございますまい…ていうかそういう普通のおじいさんであってほしいな、東宮であらしゃった頃からなんとなく好きなあのかたには。いっぺんお茶して喋って孫の自慢話を聞いたりしてみたいです。日頃もあんな喋り方なのかがとても気になる)、まあその、この御世が終わるころまでには、なんとかなりませんでしょうか。戦争を知っているひとどころか戦後を実地に知っているひとももうほとんど生きておらず、親から話を聞いてなんとなく想像もしたけどそれより「はだしのゲン」の方が現実っぽいよなーみたいな私らの世代がじいさんばあさんになっていて、そのころも官房長官はやっぱり首相のお守り兄さんなのだろうか!
■つまり(なにが)萌えを主動力とすればなんとか稼動しなくもない私の枯れ山水な政治ドラマ観察機構的に、官房長官はもうちょっとカッコよく総理を支えていてくれないと困るのです。腐女子的に「フクだ×コイズみ」はわりと美味しいと思っておりますが、ここ最近の官房長官はなんかこう、失敗した受けっぽい。これはいかん。もそっと凛々しくなくてはいかん。「だって個人情報だモン!」とかぷんぷんしてはいかんのだよヤスヲ!そこで「まあ、お互いこれを公開したらなかなか面白いことになるかもしれませんね( ̄ー ̄)ニヤリ」ぐらいやってくれれば激萌えなのだ。ふー。
■それで(まだ続く)そんなヤスヲであってくれればこそ、ひそかにジュンいちろー(とついでに首相の座)を狙うナヲトの企みが!みたいな萌え構図も成り立つのだよ。頼んだよ、ヤスヲ。
■で。このところ、『イノセンスの情景』をBGVにしています。ストーリーを捨象しキャラクターもほとんど映っていない画像に歌あるいは音楽が配されただけで、かえって映画では見えにくかった部分がわかるのも面白い。何箇所かごとに謡いの文字(歌詞)フレーズがもっともらしく挿入されている辺りはちょっと野暮いかな、と思うけど、映画が気に入っているひとにはおすすめ。映画を見ていないひとにはある意味かなりネタバレ。以下、内容をざっとメモ。
○ガイノイド製造過程、宙に浮いてるCG:ほぼ映画どおり。
○バトーが過ごす風景(駐車場、街の夜景、ガイノイド少女による殺人現場への道、もうひとつの殺人現場、犬の餌を買うコンビニ):無関係な人物(警官、車を避ける一般人など)は若干セル描写のまま残っているけれど、コンビニのシーンなどはバトー含め一切の人物が消えている(だから誰もいないのにガラスが割れる)。バトーの電脳処理を通して視覚化された映像とはだいぶ趣きが違っていて、そこから翻ってあのバトーの視覚・視界の“味わい”が甦ったりする。
○「船」への侵入〜艦内:バトーの脚も襲ってくるガイノイドも消えて、視線だけがぐいぐい中を駆ける。テレビゲームの強制アニメ部分みたいな感じ?
○択捉:ほぼ映画どおり。セル画人物(舞者、見物人など)の動きも残っている。ただしバトーとトグサは居ない。このチャプターだけはできれば激しく大きい画面で見たい…。
○課長の机の背後にあった謎の風景画:課長は居ない。怖い絵だったことにようやく気づいた。
○ハッカー屋敷の屋外・屋内風景:バトーとトグサが居ないだけでほぼ映画どおり。カードを綴る少女と犬、燃える食卓の人々は居る。屋敷正面を遠方から捉えた姿はやはりマグリットの(昼間なのに夜な)屋敷の絵に似ていると思う。窓の明かりは(トグサの)夢ごとに増えているのか、確認したい。
○ガイノイド少女による殺人現場通路と工場内の人形製造現場:通路はバトーの電脳による処理がされていない生映像で、遺体は真っ黒いがけっこうはっきり映っている。少女はセル画のままそこに佇んでいて、紅孔雀みたいな顔変化(って古い例えだな)は無し。
■で。映画を見ている最中、TWIN PEAKSを思い出していたことを思い出しました。はてさて、品川のIMAXシアターにいつ行くかが問題。他に、『犬と歩けば チロリとタムラ』『CASSHERN』も見たいです。


■倉橋由美子の短編にしばしば登場する女性「佳子さん」に再び憧れちゅう。佳子さんみたいになりたいな、と思う段階で既に、決して佳子さんにはなれないのですが。
■完読だったり流し読みだったり飛ばし読みだったりいろいろながら、今年に入って本読みはぼちぼち続いている。はてなのメモが自分にとってちゃんとした記録になるかどうかは怪しいところだけど、とりあえず続ける。それにしても図書館通いを始めてからなつかしい本をやたらに読みたがるのは、単に新しい世界に手を差し込むのが面倒なのか、より積極的に子供がえりがしたいからか。岡本太郎の著作を除けば、小学生の頃に出会ってトリツカれた本ばかりです。
■イラクでの邦人人質の件は、「終わった」と云っていいのかどうかわからない。人質にされていた御本人らが無事安全な場所(=今の日本、なのかいヒロシくん?)に保護されるのはひとつの区切りでしかない気がする。あちらには武装勢力に拉致されたままの諸外国の民間人がまだ居るわけで、彼等の無事を願って眠ることも食べることもろくにせず心配しているひとが(たぶん彼等の母国に)居る。うちの息子もあの日本人や韓国人やロシア人のようにそのうち帰ってくるだろう、と楽観しているかもしれないし、どうしようあのイタリア人のように命を奪われたら!と自分も死にそうになって苦しんでいるかもしれない。ともあれ人質だった人々が捕まっていた間に知り得たどんなささいな情報でもいいから、それを提供してもらってなんらかの救いに結びつくものなら協力してほしい、難しい政治のこともイラクの宗教のこともわからないが、外交を司る偉いお役人さんたちならそこから何か知れるのではないか、どうにかならないものか、と頭のなかがぐるぐるしているだろう。オモテザタには決してならないだろうけど、拉致され解放された日本人や中国人や韓国人やロシア人やフランス人の皆さんは、無事保護された後においても、自国の政府のひとたち(経由で、まだ解放されない民間人の国の政府のお役人さんたち)から質問されるあれこれに答えるお仕事を済ませないとならないだろう。邦人のひとたちはもうそのお仕事は終えたのだろうか。
■NHKのバグダット特派員の仏頂面の彼は、さいきん御髪がすこしぼさぼさ気味です。
■あとひとつきかそこらすれば南国にライチの季節がやってくるので、それを狙うのもアリかな、と。シンセン(←「新鮮」ではない…いや、もちろん新鮮なのですが)で採れたての生ライチが香港に陸続と送られてくるのは5〜6月。冷やして皮をむくと真っ白くてぷにぷにでぷちゅぷちゅで瑞々しくて。美味しいですよう。


■もとより世間や世界のあれこれについてしっかり筋道立てて考える脳の力が無いヘタレでございますが、そういう笊オツムでも、先般の魚釣島(釣魚台)への中国人活動家上陸騒動(を伝える日中双方の報道視点の双方向性の無さ加減)や出版差し止め判決に対する週刊文春のヒステリックな反応、首相のヤスクニ参拝への違憲判決とそれに対するジュンちゃんの片言、それに今回のイラクでの邦人誘拐事件はひっかかったのでした。あれこれとモヤモヤした気分が笊の目を潰してばかりでなんともすっきりしません。ただどうもそれは「日本はこうするべきだ、意思表示にデモに参加しよう」とか「文春はなにをやっとるんだみっともない、今からでもちょっとは矜持を取り戻せ」とか「ジュンちゃん、もっと他にいいようってもんがあるんだよ」という風に外側への自分のactや他者のactを望む方向につながる動的モヤモヤではない。むろん「筋を通せない(通すことを怠けた、通すことを意識して放棄した、通すも通さないもない)ひとたち」への憤りはいっぱしに感じるのだけれども、総じてそれらの事件や騒動を見ている自分がそれらをongoingでどう咀嚼しているか(あるいは噛むこともできずに口を開けたり閉じたりしている、その開けっぷりや閉じっぷり)をじろじろ自分で眺めている、まるで自分の頬に出来たニキビを鏡で矯めつ眇めつ観察しているときのような、もやんもやんとした気分(であり、その気分だけでしかない)。意気地が無いのか、あっても部分が欠けているし欠けていることになんら痛みを感じない。重症か。重症な場合なんというヤマイなのか。ヤマイと云う段階で甘えですか。
■事の発端がどうあれ、邦人が命の危険に晒されている状態をongoingで報道され続ける体験は、ペルーの日本大使館占拠事件で覚えがある。いったいどうするんだろうなあ、と他人事のように観ていたし、今回もただずっとニュース番組を観ているばかりだ。報道するひとたちはもうすっかりきちんとした顔で時に心配気に、時に冷静に時々刻々の情勢を伝えているけれども、ごく初期の段階でNHKのバグダッド駐在のひとがやや語尾を震わせて、たいがい彼はちょっと腹を立てたような顔で登場してニュースを伝えるのだけれど、そのイラついたような困ったようなハチの字眉の表情もいつもより3割増しでおおいに言いよどみながら、今回誘拐された邦人女性に会ったことがあり、彼女がこれまで行ってきたボランティア活動を顧みるに今回の事件はなんとも皮肉な巡り合わせだと早口でコメントしていた、その顔だけはひどくなまっぽく感じられて印象深い。フセインの銅像が倒された一年前の今頃は彼はまだアンマンにいた。それからしばらくたってバグダッドからの中継に登場するようになり、以来この一年でずいぶん面構えが変わったと思う。もしかしたら第一報を聞いて誰にともなくちきしょうふざけるなと怒鳴ったんじゃないかとも勝手に想像する。そして東京のスタジオで眉間に皺を寄せてもったいらしく専門家のコメントを聞いているアンカーさんたちは、誰も影が薄い。
■下総は春爛漫。香港はもう夏が始まりかけているようだ。次回はすこし違うルートで、と調べていたら広島からのドラゴン航空が休便になっていてショック。成田発は始まったのにな。


■郵便局へ行くとガッチャマンがいたのでなんとなく買いました。「科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ第4集」。柄はガッチャマンと永久機間・おおすみ・導電性高分子・臓器再生医療。既に第1集のアトムと弓曳童子・H-2ロケット・morph3ロボット、第2集のスーパージェッターと和時計・オートモ号・KAZ・成層圏プラットフォーム飛行船、第3集のメルモちゃんと木製顕微鏡・ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)が発行されていたとは知らず。しかしこの第4集のガッチャマンのデザイン、どこにもみみずくのリュウがいない。
■アトムは別格としても、スーパージェッターやガッチャマンやメルモちゃんと並べられると、せっかくの新しい科学技術もなんだかめっきり昭和じみて見えますが、そんな些細なことを科学者さんたちが気にするはずもない。そもそも切手という存在そのものが昭和っぽい(あるいは20世紀ぽい)。ちなみに今後第7集までは発行予定があるらしいので、キューティーハニーが第6集ぐらいで登場したらアタクシ買うざます。最先端磁力メカと一緒に鋼鉄ジーグ、でも可。
■メルモちゃん@アニメとキューティーハニー@アニメの変身シーンさえあれば、昭和40年代少女の内的リビドーはほぼ慰撫されるとも思うのですが、無理があるかのう。
■裏の雑木林の鶯、かぼそくなんだか中途ハンパな鳴き声を確認。ほー、ほきょ、ほきょ、みたいな。


■激しい疑問!:「鳥インフルエンザ」は「とりいんふるえんざ」と読み、「豚コレラ」は「とんこれら」と読む。何故だ。どうして「ぶたこれら」じゃないのか。
■のほーんとぬくくなったり凍えるほど寒くなったりせわしない下総でございますが、こんな天気が続く時の気象予報士はものすごく燃えているのかなあ。「ぬ、そう来たか低気圧!」「だがおまえの動きはまるっとおみとおしだ!」って地学の授業で天気図が読めなくて苦労したなあ。もっと苦労したのは石とか鉱物の名前がどうにもこうにも覚えられないことだったなあ。まあなんとか記憶したとしてもン十年経った今ではかけらも覚えていないけれども。ヘマタイト。ゲンブガン。石英。雲母!雲母は今もわかるぞ。ていうか雲母は石でしたか石じゃないナニカでしたか。そういえば雲母ってどうしてこんな名前なのだろう。しかも音がウンモ。…ウンモ。ともあれうちの近所では桜はいつ咲くのか気になります。しかしいつ咲くのか事前にわかってしまうのもずいぶん粋ではない。知らなくてもいいんだけどやっぱり気になる、てのがオツなところか。心配なのは、ようやく初鳴きを聴いたばかりの裏の雑木林の鶯が、またひっそりとしていること。じっとそこにいるのか。ちゃんとごはんは食べているのか。
■「ちゃんとごはんは食べているのか」ってヒトにも言ってることがある。
■なんとなく素敵ないいものを入手したとき、それに見合う「いいものかざり」も欲しくなる。


■今年度のひみつ:ひそかにジェフを応援するのと同じくらい、こっそりロッテも応援してみます。何故ならRobertが好きだから。でも22枚綴り50000円の「ボビーシート回数券」(Robert写真入り)を買うのは控えます。それと問題は下総内陸部から往く場合、海っぺりのゴイ@臨海競技場もマクハリ@マリンスタジアムも微妙に交通手段が面倒だということです。東京湾臨海地区ばかりひとが行き来するチバ。もしも今海面が上昇したら日本でまっさきに太平洋に沈んでゆくチバ。そしてマザー牧場のあたりが残され島に。牛と羊の世話をしに船で渡らねばならないのはたいへんです。しかしすっぽり海に沈んだ空港ターミナルビルはちょっと素敵かなとも思います。海底に停まり続けるジャンボジェット機の周りを魚が泳いでいる図、アリガチ。
どうしても純粋CGに見えるのはわたくしの眼が濁っているからでしょうが、こういった美しい天体写真を見るとたいがい星の光の十字形がキラキラーンと左20度ぐらいに傾いて映っているのは、なにか理由があるのでござろうか。
■ネットを漂っていて知った新たな事実:J禁=Jリーグ禁。「選手には教えないでください」<5へぇぐらいで。
■『イノセンス』を見ながら、実際に自分で観た少女人形たちをちらほらと思い浮かべてました。球体関節人形展にいったのはもう1ヶ月も前のことなのに、なんとも珍味のご馳走を頂いた後のように、今もなんとなく消化しきれないでいる。子供の頃人形遊びをしていて、妹と一緒にリカちゃんやリカちゃんママの脚や腕をその付け根の関節から何度かもぎはずしたことがありますが、「あー取れちゃった、肩の内側は何もないんだね」と嵌め直して、あんまり関節には執着しなかった。あの頃リカちゃんに球体関節が有ったらどうだったのかな。展示では、ちゃんと性器を備えた少年や男性の人形もいくつか展示されていたけれども、圧倒的に美しい(ごくほんのり膨らみはじめた胸を持ち、陰毛を持たない)少女の人形が多かった。当日のメモには「他者。かくぜつしたもの。男や少年より遠い、まじわらない少女。女は女になったとたんに、少女からもっとも遠くなる」とある。
■「球体関節の意味」あるいは「そのような関節を『人形が持つ意味』」そのものと、映画の内容は直接はリンクしていない。ひとと機械の境目をさまよう膨大な形而上学的な引用句も大変面白かったのだけれど、バトーとトグサの会話に、もっと人形の具体的な形状を肴にした言葉遊びがあったらなあ、と今は思う。腹が丸く出っ張った裸体の少女ガイノイドがうじゃうじゃ沸いて出て、きっこんぱったんとカラクリ的に動きながら迫ってくる絵ヅラが、船の中という狭い環境だったからかあんまり迫力が無いように感じられたのは、「人形のカタチそのもの」が持つ異形の(異形なくせにヒトに似ている、その)怖さやエロさをもっともっとぎっちり見せつけてくれるのかと期待していた裏返しかもしれない。
■ところで機械のカラダと云えばキャシャーン。そしてバビルと云えばロデムであるように、キャシャーンと云えばフレンダーです。ロデムの艶かしさに勝るとも劣らず、主人の危難を救うべく寡黙に疾駆するフレンダーの脚が奏でるかそけき金属音たるやずいぶんセクシーな機械狗でございまして、AIBOの顔を初めて見た時「機械の犬がこんなまるっこくっていいのかようッ?」とひとり月に向かって憤慨したものです。フレンダーが今度の実写版映画に出ないのなら、かなり寂しいのう。そしてデビルマン@実写版は「なんだかよく見えないYO!」な予告ですが、富永愛@シレーヌの超人肢体をずばばばばーんと動かしてみせるCMはもっと先のことなのか。ケチらんと見せろ。


■もう読み返さない、と両親が判断した本を蜜柑箱4個分くらい処分することになった。物心ついて以来母が本を読む姿は滅多に見ることもなかったが(そして今も無いが)、私が日本を留守にしていた数年間のいつ頃だかは、いっとき女流作家の小説やシドニイ・シェルダンの「超訳」シリーズを随分まとめて読み耽ったようで、日頃家人が立ち入らない部屋の本棚にずらりとそれらのハードカヴァーが並んでいて、おそらく何年も頁を捲られずにいるままおさらばとあいなった。加えて父がサラリーマン時代からぽつぽつ買っては書棚の肥やしにしていた本たち、今やトレンドの渦潮の奥底に沈んだビジネス書(「第3の波」とかサッチャー回顧録とか)なども一緒に、どなどなどぉな〜♪と近所の図書館へ運ばれていきました。図書館ではただ今市民による持ちよりブックリサイクル期間中なのです。
■母の本棚に残ったのは韓国語の辞書と瀬戸内寂聴の源氏物語で、これだけはいよいよ身体が動かなくなったら必ず読むのだそうだ。身体が動くうちに読んだ方が、立ったり坐ったり電車に乗ったりトイレにいったりお風呂に入っていたりするその刹那刹那に、読んで得た成分がひょいひょい脳味噌に浮かんできてよりよくカラダに染みわたるような気もするけれども、まあともあれ読み終わったらこちらは譲ってもらう腹積もりでいる。
■ついでに、『日本滞在記』(ハリス著/岩波文庫)の上中下巻3冊と『葉隠入門』(三島由紀夫/光文社)を父が供出した箱から拾った。後者は昭和42年9月1日初版発行、同月20日には9版を重ねているカッパ・ビブリアの一冊で、ミシマさんが熱く熱く真摯に日本男子のいきざま・ありざまを語っている。それを当時34歳の典型的会社人間のひとりであった(はずの)父が何故買い求めたかといえば、おそらく部下を持ち始めて上司としてのふるまいに指針を得たかったのと、『葉隠』の原著者が彼の郷里である佐賀のひとだったからで、特にどうということもない理由ではあるはずなのだけれど、捲ってみたら裏表紙に父の署名があり、本文には鉛筆であれこれ下線が引いてある箇所もあって、どうも「ふーんミシマユキオなんて読んぢゃってさあ」とからかえなくなった。
■本を読むことのリハビリを少しづつ進めている。記録と簡単な感想メモはこちらに。でもごはん記録の方が多い。
■4月に生まれて初めて四国に上陸することに!どきどきです新しい大陸<違
■まだ冬の乾燥が残っていて、冷たい風が吹き抜けた後の下総の夜空はそこそこきれいです。それにしても「水があった」じゃなくて「これ水じゃねえ?そうだよな?うわすげえ!」だったらなー、ぐらいのふぬけたノリで。火星とおぼしきものを双眼鏡で見ている。ちっちぇえ!でかい望遠鏡が欲しい!


■鳥インフルエンザ関連の南国の動きメモ。ペットの小鳥の輸入手続を暫時停止する。俗に「雀仔街」と呼ばれる一帯のお掃除をこまめにする。そこで働いているひとたちがインフルエンザの予防注射を無料で受けられるようにする。はて、さわさわと大騒ぎになっていくような、そうでもないような。
■内縁の妻とその夫が、夫の長男次男を虐待していた事件。内縁の妻の息子も、この妻と夫と長男次男と同居していたことは初期から報道されていましたが、この「息子」のその後が報道されずにいることをずっと考えていた(報道して欲しい、という意味ではなく)。結局この息子もまたあまり良い待遇は受けていなかったらしいけれども、そういう「実際に自分の身で受けたこと」よりも、あんな年頃で自分の実の母親が一緒に暮らしはじめた相手がいて、そこに自分とほぼ同じ年頃の「おかあさんの相手の息子」がふたりやって来て、かつ自分の母親がそのふたりを苛め始めた様子を毎日同じ家の中で見ていて、おまけに母親はそれを学校のひとには言わずにいることもわかっていて、そのうちこの「一緒に住んでいる子たち」の、自分と同い年の長男が部屋に閉じ込められて弱り果てていく、それを放置している母親やその相手と同じ家でなおも一緒にごはんを食べたりお風呂に入ったりして過ごす。そういう状態におかれたこの息子の精神状態というのは、いったいどれくらい麻痺し磨耗したらやっていけるものだろう。虐待されて命が危うくなりかけた長男も、兄を置いて逃げ出すしかなかった次男もおおいに気の毒だけど、この「妻の息子」の存在がずっと気になっている。彼はどんな風にしたら救われるのですか。
■イラクへ往く自衛隊の皆さんのうち、位がわりと上らしい面々に口髭を生やしている方が多いように見うけられるのは、やはりあちらの偉いヒトと面談する機会もあろうので、その際向こうサンになめられないようにわざわざ伸ばしたのだろうなあ、と思えるのは、どうも似合ってないおじさまが多いからです。威厳が加わったというより、ちょっと可愛くなっちゃってる方もいる。それはそれでイイ!か。
■凄まじく羨ましいひとたち:キトラ古墳の壁画を肉眼で確認した研究員。
■祝spirit復旧。


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