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南 国 備 忘 録
[Nothing related to South China Sea regional/political issue]
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31/OCT/00

過労とストレスで胃を炒めた痛めたわたくしったらなんて働き者なんざんしょヲホホホなどとさしこみをさすりつつ悦に入っていたらどうもおなかの具合までおかしいですよ。午後に入ってますます「人間筒」状態に。もしやこの胃痛は何か病んだモノを食べたからだったり?ていうかどうみてもやっぱりそう?

食いしん坊ペナルティに泣きながら深夜残業して外に出ると今日もからりと乾いた風が吹いて、気温は長袖一枚でよいくらいの心地よさ。ほんとうにここは香港なのか。帰宅後引き続き『クウガ』を勉強し、グロンギ語を覚えるかどうしようか迷う。

香港にも野良・半野良猫はいるんだけれども、日本のように丸々太ったのは見かけません。みんな痩せていて、毛並みもけそけそ君なのだ(郊外に行くともしや殿様みたいなのがいるかも)。このあいだは、会社のそばの果物屋の軒先で、大人の手のひらに乗るくらいの真っ黒い仔猫が紙の燃えかすを追いかけてぴょんこぴょんこ跳ねておりました。おなかにばねがついてる不思議な生き物ですな仔猫は。

あっというまに20世紀残り2ヶ月。週末からずっと聴いている『24時』byサニーデイサービス。Track#7「黄昏」のバックに“パショーン!”と響く音(パーカッションですか)がどうも何かどこかにつながりそうでぱっとイメージが浮かばないのが隔靴掻痒である。


30/OCT/00

胃痛にかこつけてちょいと彼岸へいってきました。27時間も飲まず食わずで眠るとさすがに翌朝は眼が大きい。脳みそがううる、ううるとうまくかからないエンジンみたいで、頭蓋骨の中でだぶだぶしている。27時間の夢の中ではずいぶんあれこれ言葉をつかっていたのに、発声するのとタイプするのとは全然違うようで、会社のキーボードで字を打つとなんだか知らないことを夢の中ではやれてしまっているのと似ている、変なかんじがして面白かった。

いきなり秋もよい。最低気温19度・最高気温23度、湿度60%で乾燥警報。おまけに強風注意報が出るほどひゅうひゅうさらさらした空気。みごとに熟れた茜いろの夕暮れを満喫。

胃はまだときどき痛い。痛むところを目で直接見ることができたら、ちょっとは納得できるのに。ひざをすりむいた時、紙で指の腹を切った時、血や皮膚の様子を目で確かめると、どんなに痛くても納得できますでしょう。目で見られない・手でさわれない痛みは、たとえ微かであってもあまり心地よくありませんな。とはいえ胃壁が見えたとしても指でさすったらなんだかもっと痛そうだ。

ゴーン氏がすごいのか、日産ががんばったのか、何ぞからくりがあるのか(←たまには経済の話題)。ともあれ「ゴーン」て覚えやすい名前ですね。でもなんとなくお顔の記憶がMr. Beanとごっちゃになっちゃうですよ。


28/OCT/00

嬉しいことは今すぐ欲しい(きゃーきゃーしたいから)、楽しいことはちょいと後に欲しい(わくわくしたいから)。つらいことは5秒後に訪れてほしい(覚悟したいから)、悲しいことは決して現れてほしくない。どうしても現れる場合はいきなりを希望。

会社の自分の席で、モニターを睨みつつだしがらポーレイ茶を啜っていたら、カップから口に渡らずだばだば漏れた。びしょぬれ。気分はすっかりすてきな隠棲モードなのに、カラダは耄碌モードの様子である。幸いお茶漬けになった書類は他人に渡すものではなかったのでよしとする。だいじょぶだいじょぶ。牛乳じゃないしお砂糖もいれてなかったし。だいじょぶだいじょぶ。

『明治不可思議堂』(横田順彌/ちくま文庫)をめくる。勝手ながらわたしの脳内ではヨコジュンといえば平井大先生の物した『超革中』であり、読後20年を経ても永井画伯描くところの奇天烈な中学生ヨコジュンのイメージが鮮やかに残っておりますのだが、表紙折り返しの著者近影を拝見するに、穏やかな視線がやさしげな1945年生まれのおじさまである。然して当書は文章の妙を楽しむより話題のひきだし増加法として読むのが向いているようで、その点ではたいそう面白い。江戸明治大正昭和初期の風俗をずらっと頭の中に並べてみるのはいかにも楽しそうですが、いったいどれくらいかかるかしらん。

寡聞にしてネッシーにいとこがいたとは知らなかった。実はずいぶん昔から漠然とネス湖に行きたいと思っているんです。寒い季節に行って凍えてみたいんで。

頼んでいるのは朝日新聞とNEWSWEEKだけなのに、ここ三週ほどなぜかAERAも配達されているので読んでみた。が、なんとなくピンとこない。岡崎京子を取り上げた特集の文章は読みづらさと面白さが高揚度ぎりぎりのところでこんぐらがっていて、書いたひとはべそかいてたのかしら、そうでもなかったかしら、なんて思う。

ビデオで『仮面ライダークウガ』を見始める。縁あって正邪双方の事前知識が仕込まれてあり、ちょいと斜めから見ている。初見感想→細い。ハサミが似合いそう。切るものを考えてあげたい。切りながら相手もいないのにべらべら喋っているところが見てみたい←早速妄想が

胃痛がひどくなり、前かがみな週末。何度かDeja-Vuあり。もうすぐ上映が終わりそうな『順流逆流』は徐克監督作品でした。見そこねそうな予感。


26/OCT/00

確かに先週は「やれ涼しくなった」と喜んでいたはずなのに、週末の大雨が残していった蒸し暑さがまだ消えない。昼間は30度近くまで気温があがったりして、やはり南国は油断がならないです。日暮れてからばっさばっさと風が吹くけれど、はたして真白く茹だった空気を明日までに消してくれるかどうかは疑問。

さて、10年ほど前から徐々に・数年前からはだいぶはっきりと、本日朝をもって自分の人生を〆めようと考えておりました。物理的にもterminateしようかと考えたこともありましたが、それはこっぴどく叱られたのでとりやめました。今日から後の時間は、神様がおまけにくれたつもりになって、いっそ暢気に過ごしてまいりたいと思います。うふふ。楽しいですぞ。そしてとても嬉しい。皆さん、今までどうもありがとうございました。

ところで断続的とはいえ3年もこんなものを書いていると、たまにはちゃんと日記(記録)として役に立つこともあります<昨年の今ごろ文庫で入手していた本を、最近になって再び古本のハードカバーで買っていたことを発見。がーん。どなたかに進呈しようと思っても、江戸の艶(えっち)本研究ではいささか相手に困ります。欲しいひといませんか。


23/OCT/00

会社がアカウントを持っている某ホテルからinvitationが届く。『「Sani & The Blubees」がラウンジで1月まで演奏しております。このカードをご提示くだされば演奏中はワンドリンクフリーでございます』。South African Jazzというから、Saniさんたちははるばる南アフリカから巡行中であるらしい。行ってみようか、と思ったけれど、たぶん行かないだろう。

ジャズのことはまるで詳しくないしレコードもCDも持っていないけれど、何度か生演奏を聴いたことがあります。最後に行ったのはたぶん北京で、その前は池上線沿線の商店街の中。そうやって小さいハコで何度か聴いただけ、弾いているひとの顔の陰があっちこっち移ってゆくのがわかるくらいそばで、ちびちび呑みながら眺めているだけでしたが、ずいぶん印象に深い。そのせいかどうもジャズってあんまり大きい会場ではさみしい気がして、むこうの壁ぎわに座っているひとの顔がようようわかるぐらいの狭さで聴いていたいんだけど、まちがいかしら。

雨が降っていないのに、湿度96%の朝。もうすぐ水中都市になる。


22/OCT/00

深夜残業も午前3時を過ぎると思ったとおりにセルがクリックできなくなる。うしみつ時は道路がすいていて、タクシーに乗ると、海と山の2つのトンネルを越えるのであっても会社から20分もかからずに帰宅できるのはありがたい。海底隧道(ハーバートンネル)を香港島側に抜けてすぐ、眼前に聳えるセントラルタワーは霧雨のもやをぶわんと纏って、頭のとんがりが妙にすばやく点滅している。海沿いの夜更かしなビルたちはこの時間でもまだ起きている。4時を過ぎたあたりから少しづつネオン広告が消えてゆき、夜明け前にはうっそりと闇に沈みます。それでもいくつかは眠りそこねたように点いている、あれは日が昇ったら消すのだろうか。

風がびゅうびゅう吹く日がやたらに続くなあ、と思っていたら金曜はずいぶんな大雨で湿度が急上昇、除湿代わりに冷房をつける。本日は一転快晴となり雨に洗われた空が真っ青でたいへんきれい、しかし冷房を止め窓の外に手を出してみると、かなり暑いうえに、なんとなく手のひらが湿る。自販機から冷たい缶ジュースを取り出すと一気に表面が結露するのと同じ現象(の小規模な奴)でしょうか。どうも日本との大きな違いは、気温よりも湿度にあると思います。この湿気に慣れてしまったので、冬場に日本に帰るとちょっと辛いです。

最近は胃痛に加えてくしゃみが持病?なり。かばんに入れている本は『江戸へようこそ』(杉浦日向子/ちくま文庫)。この作者の江戸まんがを好んで読んできたけれども、「江戸と東京」を「(別々の)AとB」のようには比較しない視点が面白かったのかも。粋と野暮と半可通と気障についての本書のくだりは勉強になる。野暮はちょいとひねれば粋になることもあるけれど、気障はぜったい粋にならない、など。

Foods B-gradeに排骨米線を追加。ごはん・芸能ネタ合わせてせめて月2〜3回は香港関係を更新したいのですが、なかなかできません。Jelly(清涼飲料水)の『特警新人類2』キャンペーンデザイン缶が出てました(馮徳倫[スティーブン・フォン]、今度は真ん中でドスきかせてます)。謝霆鋒[ニコラス・ツェ]と伍百[ウー・バイ](←北京ご出身のロッカー様)主演の黒っぽいハンザイ映画『順流逆流(Time and Tide)』上映中。


          
18/OCT/00

グレムリン?

おっしゃるとおり全日空の機体です>ponzさん。M-10だったかな?B-777だったような気もするんですが、わたしの記憶違いかもしれません。実は胴体部分にはもっと巨大なピカチュウや仲間たちがべべーんどばーんと描かれておりましたの。座席のヘッドカバーもポケモンプリントでしたし、もちろん機内乗務員さんも全員ピカチュウのコスプレで←部分的にうそ

最新の機体は、エコノミークラスでも座席ごとに液晶テレビがついていて映画やビデオが5〜6チャンネルも見られる他に、麻雀・囲碁・テニス・スーパーマリオや格闘技などのゲームができるコントローラーも付いとるのですな。でも18禁ゲーはない模様。もしかしてファーストクラスなら「ご希望のお客様にはゲームカートリッジをお貸し出し」サービスがあるのか←ないだべ
関係ないけど「全日空」を中国語で読むと「一日中ヒマ(空いてる)」の意味になります。

ずっと夜9時10時までの残業が続いている。入れたり出したりする湿ったものがなくて、脳みそが固くなっているのがわかる。ある部分は仕事で猛然と酷使しているけれど、ある部分はぼってり放っとかれたままニューロンおいぼれ中なり。できれば頭蓋からはずして半日ほど生理食塩水のぬるま湯に浸したい(ちょいと甘めの生姜湯でもいい)。眼球も一緒に、と思ったけどそうすると夢が見られないかしらん?


16/OCT/00

本日も風強し。日中、長袖綿カーディガンを着て外を歩いても暑くなかった。夜は冷房を止め、窓を開ける。

更新を休んでいた間もぱらぽらとアクセスがあったのですが、その半分以上が中国華南地区の情報を検索している非日本語圏(米国および欧州。一部アメリカ国軍)の皆さんだったようで、やはりこの紛らわしいタイトルがいかんのだろうと今度こそ申し訳なく思う。てことでそのうちタイトルを漢字に戻すでせふ。

日本へ向かう機上、ふと窓の外を見ると翼の端にモンスターがはりついてイル。いかに晴天とはいえ、外気温マイナス50℃の上空にあって悠然と微笑む彼(彼なの?)の真意はいずこに。もっとそばに来てくれたらよかったのに。

ぴかー

最近よく飲むミネラルウォーターは「volvic」。オーベルニュの山(どこだ)産、まろやかで飲みやすい。ずんぐりむっくりした1リットルサイズのペットボトルが気に入っている。この中に烏龍茶のティーバッグをひとつ押し入れて、水出し茶にして飲むとおいしそうなり。


15/OCT/00

弥陀ケ原のななかまど 秋でございますな。香港も朝夕はめっきり涼しくなりました。昨日は昼間でも気温25度前後で小雨まじりの強い風が吹き、秋嵐めいておりましたが、本日は澱み気味の曇り空なり。いつのまにか上海蟹のシーズンが始まり、街のそこここに△形のフリンジをつけた幟が出ています。店頭のショーケースには藁ひもでハサミと甲羅をくくられた深緑色の蟹がずらりと縦横に並んで、出撃を待つ機攻兵団の如しでござる。高いものは一パイ5000円前後から。

9/30〜10/8と日本に帰っていました。親の無事と耄碌と自分の体力不足を同時確認した秋休み。他にオーガニックコットン文体と柔硬熱冷の座標(+甘苦もいれて3次元にすると面白いね)について酔って論をぶったり、久しぶりにコロナビールを呑んだり。職場に戻ったら覚悟していたより200%増しの仕事が待ちうけていて残業続きの一週間、9日間も休んだら英語が出てきにくくなるかなあと思ったけれど、そうでもなかったのはもともと話せてないってことなのね。おそらくこのまま旧正月頃(来年の中国農暦正月は新暦1月下旬です)までは転げて転がされるままの予定。

旅行中に池波正太郎の『男の作法』(新潮文庫)を読む。もうずいぶん古いエッセイですが、時間の使い方や気配りの効能について、自分の足りないところを池波氏にばっさり斬られたように感じて、誰も見ていないのに非常に恥ずかしくなる。その部分は頭の引き出しにちゃんとしまっておくことにして、忘れないうちに再読中。
帰国中に買った本:『新編 懐古的洋食事情1〜3』(市川ジュン/集英社文庫)『増補 ハナコ月記』(吉田秋生/ちくま文庫)『新編 性悪猫』(やまだ紫/ちくま文庫)『キリンヤガ』(マイク・レズニック/ハヤカワSF文庫)『明治不思議堂』(横田順彌/ちくま文庫)『シュナの旅』(宮崎駿/アニメージュ文庫)『蒲生邸事件』(宮部みゆき/文春文庫)『明るい部屋』(ロラン・バルト/みすず書房)『十字軍』(ジョルジュ・タート/創元社知の再発見双書)、それに哲学のガイドブックを2冊。他に『マカオで道草』(島尾伸三/大修館書店)をTちゃんから頂きました。漫画が多いのは依然意気地がしょぼくれているからか。しかし『性悪猫』はアタリ。この漫画を読んでみてほしいひとを周囲に探すことで、そのひとを自分がどう捉えているかを逆に知らされる。

たまっていた支払いをsettleしたらオケラだ(オケラって語感、いいですな)。8月から10月にかけて、だいぶ出費がかさんだ。でも楽しかったからよし。


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