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South China Sea News
[Nothing related to South China Sea regional/political issue]
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20/SEP/00

温泉風呂にひたしてよけいに重く暖かくなった漬けもの石をご想像ください。それがいまのあたくしのゴーストです。

Kinki Kidsに続き、TOKIOも香港公演を行うらしい。成龍と肩を組んで笑っているメンバーの写真が新聞に載っていた(その下にはメンバーと一緒にシャンペンの栓を抜くJニーさんの姿も)。J事務所のグッズショップは開店して一年もたたないうちに撤退したけれど、生きた若人の南国巡行は続くのね。

いくつかの(さほどたくさんではない)大切な、あまり変えたくないもの以外は、どんどん捨てたり形を変えたりしたい。アシスタント嬢と直属上司がほぼ同時に退職することになり、来月から一気に仕事が3倍増3倍速の予感。こういうのも捨てたり変えたりするチャンス。

会社の給湯室の棚には、皆が勝手にいれて飲むインスタントコーヒーや蜂蜜、紅茶や中国茶のティーバッグが置いてある。その中からひさしぶりにポーレイ(プーアル)茶を飲んでみる。ちょっとほこりくさい独特の味、でも口に含んだ後にふわんと名残るまろやかな甘みもある。日本に遊びにいってきたP嬢のおみやげの小さな栗まんをお茶うけにしたらたいそう合うのです。中国茶と和菓子の組み合わせはなかなかよいです。ポーレイ茶とお饅頭、ウーロン茶と大福。和風の緑茶と中国菓子よりもしっくりくる気がしますが、はてどうしてかな、緑茶の味が独立してるからか、中国菓子の自己主張が激しいのかしら。


19/SEP/00

いったいなにごとか体調悪し。じっと座っていられないくらい脚がだるい。お脳の方はおもしろいくらいにぼうっとしている。

88年に発表された『PATLABOR』OVA版の登場人物はやたらと公衆電話を使う。物語の時代は当時からみた近未来である1999年なのだが、演出のきめどころで緑の公衆電話がからーんと映ったりするのがよい。ケータイがまだ発達していない、グレ電の無い未来。

『人狼』で出てきた公衆電話ボックスを思い出した。扉の端に丸い穴が空いていて、四隅が丸まった四角いクリーム色の、ちょいとメルヘンな歩哨小屋っぽい電話ボックス。ガラス張りで中が透けて見える現行タイプと違って、上半分にハメ殺しの窓がついているだけ。もちろん数字に指をいれてダイヤルする電話機、でもどんな色だったかなぜか覚えていない。たしか黄色いのがあった気がするけど。


17/SEP/00

金曜日:
深夜からオリンピック開会式のダイジェストを見るため久しぶりにテレビをつける。といきなりテリー・ジョーンズがゴミの海につっ立って環境汚染を語っている。すっかり白髪のすてきなおじさまになって、思慮深げな眉の太さがなおさら文人風なのだけど、おしり丸出し抜けッ歯〜でピアノを弾いていたデビル&ラブリーな姿ばかりが思い出されてならぬ。開会式では、最後の聖火走者フリーマン選手のはにかみっぷりてれっぷりてへへっぷりが愛らしかった。英語放送で見ていたのだが、アナウンサー(解説者)が聖火台の円盤点灯の瞬間に「This is super.」とぼそっとつぶやいたのがちょっとイギリスちっくで印象的。

いつだったか:
団地のエレベータで乗り合わせた年配の女性が、自分の階のボタンを押した後に「げいらぅ?(何階?)」と聞いてくれたので「23(やぁさーむ)」と答えると、彼女は23のボタンを押しながらじっとわたしの顔を見て云う。「ほぅちーいーちんきんごぅねぃ…(なんか前にアンタ見たことあるわー)」。そ、そうですか、と返事に困っていると更に「ここに住んでどれくらいよ?」とお尋ねになるので「3年くらい」と答えると、彼女はフフンとニヒルに笑い「あたしゃもう十何年も住んでるよ」と告げ、勝ったね、と目を輝かせてエレベータを下りていった。でもボタンを押してくれたからきっといいひとだ。

これも一応ほんもの 土曜日:
昼から夜まで休日出勤した帰り道。店じまいしたと思しき紙粘土細工の人形売りのおじいさんが、細い肩に商売道具を乗せてぺたぺたと歩いているのを見つける。不思議な虹色の、小さな素朴なひらべったい人形が10体ばかり、おじいさんの肩でびよんびよん揺れている。むしょうに欲しくなり、どこかの路傍でまた店開きをしないかと思い追跡を開始する。だがおじいさんはどうやらまっすぐ家に帰るらしく、いつまでたっても立ち止まらない。どんどんどんどん歩いて、そのうち誰もいないところで不意に虚空を指差したり腕を振ったり呟いたりし始めたので人形はあきらめた。そこで気がついたんだが、いつのまにか知らない道を通ってとうとういつものバスでは帰れない場所に来てしまっていたんだよホームズ。

日曜日:
再度昼から夜まで休日出勤。ラジオのニュースで知ったが、開会式で使われた香港選手団の旗はなにやら柄が間違っていたらしく、シドニーオリンピック委員会が「ごめんなさい」したそうだ。

Foodsに追加。酔鶏(ちょいがーぃ)など。


13/SEP/00

火龍ヘッドSさんに誘われて、香港島大坑(タイハン)地区に120年余続く「夜龍(火龍)」の祭りを見物にゆく。毎年中秋節に行われているそうで、今日はその最終日。火龍は全長50〜60メートルはありそうな細長い俵で出来ており、胴の太さは子供の太ももほど。火を灯した中国線香(日本の手持ち花火のように竹ひごの柄が伸びている)を鬣よろしく何千本とその背に突き刺し、長崎の龍踊りでご存じのとおり、何十人かが下につけた持ち手で支えて中空を躍らせる。頭(左写真)と尾は藁をぐるぐると組み合わせて作られ、そこにも何十もの線香が突き立っている。大通りを通行止めにして龍が練り歩く様子は、毎年テレビニュースで取り上げられるそうだ。

昨晩は雨は降らず。満月は英女皇の名をいただく峰の上にまぼろく輝き、佳き中秋節でした。暑さも峠を過ぎて朝晩は涼しい風が吹き、湿度は50%を切って肌が汗ばむこともない。夏の終わりが始まったのです。あとひとつきしたら上海蟹(かに味噌が美味いんだよこれが)の季節。今年はデジカメで撮れるかな?


11/SEP/00

非常にばかばかしい理由で完徹。横になりもしなかった。身体がもうキツイとか何とかいう前に痺れていて、そう苦しくもない。

ゲームと映画と本、どれがいいかなって迷うくらいが一番いい。珈琲と紅茶とホットチョコと牛乳どれにしようかなっていう。これにお料理とお裁縫と運動にお買物が加われば天下無敵。

旅行。もし行くならベトナムとバリ島、アメリカ西海岸とウェールズ、パリとブルターニュとポルトガル、行けるならチュニスとアルジェ。インドは無理そう。アマゾンと南極も無理め。マチュピチュの遺跡を見てみたい。それにモアイ。ルーマニアやポーランドも行ってみたい。アフリカは行くと思って行くより「あれ?」と思ったらいました、みたいな気がする。世界中のさきっちょ(岬)で行ってみたいのはチリのさきっちょ。南アのさきっちょは行かなくてもいい。ベーリング海峡のさきっちょも行ってみたい。パナマ運河も見てみたい。

パンかじって雑誌読んでねっころがって、ねずみみたいに寝るのはどう。起きたら長い髭が生えてそう。魚かじって寝るよりはいいような気もするんだけど。


10/SEP/00

答えは明日、なんて云っといて睡魔に勝てずさぼってしまった。さて『樂滿夏灣拿』の原題は『BUENA VISTA SOCIAL CLUB』でした。察するに「夏灣拿」の広東語発音が「はーわんなぁ」、すなわち「ハバナ」なオチでござんしょう。なんだか楽しそうな字面ではあります。他に現在公開されている非港産片は、タイのおかまちゃんバレーボール青春映画『人妖打排球(The Iron Ladies)』。人妖ってのはニューハーフのことですね。予告編(QuickTime要)のバックでくるくる狂い咲く花、BGM(ごなびーあまっちょ!まっちょ!って)、むしょうに誘われてる気がいたします。あとはブルース・ウィルス主演『童心闖未來(THE KID)』、なんかごっつーきれえなしぇくしーねーちゃんが5人も揃った『妹力四射(COYOTE UGLY)』、ハリソン・フォード主演『咫尺閃靈(WHAT LIES BENEATH)』などなど。去年は日本産のホラー映画が立て続けに公開されて、香港で「貞子」と書けば「髪の長い怖い女幽霊」という意味になるほどブームだったけれど、今年はそうでもないみたい。

どうやって映像化するんじゃ!と巷の噂ばかり耳にして小説をまだ読んでいない『HANNIBAL』の予告編、字ばっかりなのに怖い。あわてて『CHARLIE'S ANGEL』でなごむ。ドリュー・バリモアがしぇくしー。

夕方はすっかり涼しくなってきた。公園の噴水の縁に座って夕涼みしているおじいさんたちのとなりで、うとうと眠くなる。本は『エロスに古文はよく似合う』(阿刀田高/角川文庫)。江戸艶本系をちょいとまとめて読んでみたい気分。


07/SEP/00

地下鉄構内の看板久しぶりに香港映画を見たくなっているのに、しょぼいのしかやってない…と思いながら地下鉄に乗ったら駅構内の電光看板(右写真のように、裏に蛍光灯を並べた光沢フィルム。一枚の大きさはシングルベッドの2/3程度)を見ると、今週末から『愛与誠(A War named desire)』なんつー青春アクションシリアスギャングもの(?)が公開される由。キャッチコピーは「新世代的英雄本色」。主演は王傑・陳曉東・梁詠h・呉鎭宇・李燦森・呉佩慈、けっこうおいしいところを持ってきとる。

映画って嫌いじゃない。5分程度のフィルムを自分で作ってみたい。以前、200人くらいの観客のために3分ちょっとの曲に手持ち映像を切り貼りして似非VIDEOクリップを作ったことがあるけれど、おもいきり徹夜した。ちゃんと絵コンテを作ってからやればもっと早く仕上がったのかもしれないが、それにしても3分はとても長かった。目で見て「あああ」と思っている映像って、実は「あ」ぐらいしか秒数が無い。5分じゃもっと長いだろうな。2時間の映画撮ってるひとたちっていったいどんな魔法を使っているのやら。

昨日と今日:カフェオレボウルが欲しい。で、カフェオレは飲まず、梅昆布茶をいれて飲みたい。『「捨てる!」技術』(辰巳渚/宝島社新書)と『色ざんげ』(宇野千代/新潮文庫)をいちにちづつで読む。

中文映画タイトルクイズ。
その1:『樂滿夏灣拿』こたえは明日。
その2:『水牛66』←クイズになってねー。


05/SEP/00

雨が降らないままねとねと照って、空気がとても濁っている。空全体に化学臭たっぷりな厚手のビニールをかぶったみたい、生えたまま芝生がプラスチックになりそうな感じ。午後から何故かノボセて仕事が手につかない。原因不明。お茶を飲むとすこし落ち着く。しかし突然眠くてだるくなる。なんでしょう排卵してるのかしら(<不確かな知識で発言するのはやめましょう)。排卵って字づらはしかしいつ見てもすごい、鳥みたいですよ、卵産んでるの。人間の卵。しあわせなことです。

スイスとかオーストリアあたりの山の家が誰も通らない道沿いのベランダや窓際に色とりどりの花を咲かせている、いっこうに見るひとがいなくてもああしているのはどうしてなのか、自分たちが見るだけだろうか、いやそうでもあるまい、と話していて、そうかあれは神様に見せているのねえと納得したことがある。いちいち「さあ神様ごらんくださいあたしったらがんばって咲かせたでしょう」と考えて世話しているひとはいないだろうけれど、じゃあ誰がみるといったらやっぱり神様しか見るひとはいない。

「ネット上の掲示板で出会い、互いの年齢性別職業などを特に知らないまま意見を交換し、時に戦い、勝ちと負けを認め、去っていく/もっと意見を求める」ことがピンとこない/出来ない/怖いひとはきっといる。掲示板を「意見交換の補助的道具」ととらえ、最終的に発言者本人の正体が明らかにされないと納得しない/できないひとはきっといる。荒みやすく脆く嘘はったりばかりが跋扈しやすいが、時に飾りも建前もなにもかもすっとばして最短最速に話題の芯をほじくりだす場合もあることに、なじめないひとはきっといる。にしても「掲示板は道具だ」とはっきり明言しているひとは意外と少なそうだ。

今週末から『透明人魔(Hollow Man)』公開。予告編を見たけど怖い話なのかどうかわからない。ケビン・ベーコンを見にいきたいんだけど。なんだか「明るいへんてこウォーケン」路線を歩んでいきそうな彼けっこう好きなんです。


04/SEP/00

職場のアシスタントB嬢との広東語+英語+日本語ミックスベジタブルコミュニケーションがだんだん軌道に乗ってきて、言語溶解の酩酊感を味わう今日このごろ。

香港にアジア初のマダム・タッソー蝋人形館が出来た(らしい。住んでるくせによう知らん)。どこに出来たかと思ったらビクトリア=ピーク(山頂)。こいつは会社帰りに気軽に遊びにいくというわけにもまいりませぬわぇ。ピークにはバスかケーブルカーでえっちらおっちら登ります。ケーブルカーは一気に直線で登るので途中ものすごい上昇角度になります(ジェットコースターで、一番高いところにゆっくり登っている時ぐらい)。1.5Gはかかってます。ていうか運賃高いし。でも行ってみたいな蝋人形館。

香港の方が涼しい、なんて書いたとたんに蒸すわ照るわ入道雲がすごいわで残暑どころかまだまだ酷暑厳しき9月、しかし土砂降りに鳴いていた蝉の声は確実に少なくなって、朱色の腹をしたとんぼが飛んでおります。

なんだかテレビゲーム(って死語?)がやりたくてうずうずしている。この「うずうず」ってのはけっこうな快感です、いざヤリ始めた時の楽しさにも増して。何かのイベントが始まる直前のぎゅうっと圧縮される胸苦しさ、螺旋を締めるんじゃなくて(固めるんではなくて)、毛布を無理にむーって抱えてつぶしてぱっと手を離す直前のそれ。


03/SEP/00

土曜日曜になると決まって睡眠病に罹患するが、もはや治療する気は失せた。日暮れてから外に出ると、だいぶ湿気てはいるものの、なんとも過ごしやすい夕風が吹いている。『八百八町捕物控』(縄田一男編/新潮文庫)を読みながら夕食(兼朝食兼昼食)。そのままマクドナルドで買った珈琲とアップルパイをお供に団地中庭の噴水の縁に座って、目の前の『日本城(やっぷんせん/日常雑貨チェーン店。日本や中国製の安いプラスチック製品などを100円ショップ風に売っている)』店内から煌煌と漏れる明かりで、新聞を読む。日曜日の書評欄、でも今日はあまり惹かれるものがみつからない。ちなみにbk1海外在住者向け発送サービスはちゃんと8月下旬にスタートしています>誰にともなく<真似。

東京都防災訓練に参加した自衛隊員が地下鉄で一斉移動している図、押井チック!と思うのは不埒に過ぎましょうか。そして不埒と云わばもうひとつ、先日明るみに出た検死後の脳味噌無断持ち出し事件でございます。一読して昭和初期オカルト丸尾ちっくなナニを錯覚。ごめんなさい。

大修館書店発行の『新版 社会人のための国語百科』をざくざくとめくる。日本の古典文学・近代文学や漢文の資料がたいそう細かくかつ簡潔に説明されている。カラー写真たっぷりの図版1000点は飽きるひまがない。徒然草とか源氏物語とか太宰治とか森鴎外とかアララギ派とか二葉亭四迷とか、名前は聞き覚えていてもナニがどうなってるのかとんと覚えていないことを「ふうん、そうだっけ」となぞるのは気楽でおもしろいデス。

どうも香港の方が日本より涼しいらしい。大雨大風を連れてくるようなでかい台風が来ないまま、今年の夏はしょぼしょぼと終わるのかしらん。今はがぼがぼ雨が降ってだっぷんだぷんと水浸しだけれど、ほんとうの秋になったらちょっとは乾いて蟹が来る。やわらかい秋になるといいな。


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