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South China Sea News
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30/JUL/00

『未来少年コナン』終盤の舞台となるインダストリアの「三角塔」の建築デザイン、特に塔内の廊下や壁や窓や扉の形象に、放映当時からしびれている。あのがらんどうの何もなさ(しかしなにかが充ちている)、究極にミニマムな修飾とどほんと広がる穴、ぴっちりと閉じられ隙間がないわりに妙に薄っぺらく、冷えてはいないが暖かくもない質感。久しぶりに見たらやっぱりぞくっとした。あの壁はきっと触ったら夢とおなじ温度であるに違いない。

子供の頃、夢の中で泣いていて目がさめると本当に泣いていた、という経験はどなたもおありでせふ。いいかげん年をとってそんなことも滅多になくなりましたが先日は不思議、夢の中ではめそとも泣いておらず、眠りからもちゃんと覚めて、身体が布団に横になり頬に枕やタオルが当っているのがはっきりわかるのに、まだ眼の裏は夢にロックされていて、ぽろぽろと涙が出てくるのでござる。脳味噌の前半分は朝になっているのに裏半分はまだ夜に居る。脳の丘のむこうから朝日が昇ってくるんだけれど、眼は後ろを向いて夢をたたんでしまっている。という体験をしました。みんなもあるのかしら。

Unpluggedってのは"It is unplugged"--plugされてない、というより"I unplugged"--plugをはずして、ととらえるとはずみがつく。そのかわりちょっと焦げる。

Foods B-gradeに酸辣曇呑麺を追加。


29/JUL/00

『江戸の性風俗 笑いと情死のエロス』(氏家幹人/講談社現代新書)。まだプロローグと初めの章をめくっただけだけれど、おおらかな江戸の艶(えっち)を語る著者の言葉は柔らかすぎず乾きすぎず、夏バテばあやにはなかなか気持ちよい。しかしてこの「情死」という言葉はいかがです。情死。したいですかアナタ。したくてもできない人生とできたのにしなかった人生はイークォー(しつこい)なのかしら。この言葉は英訳できるのかしら。あるいは仏語にはぴったりの言葉があるかしら。チベット語やインドネシア語はどうかしら。

箱と缶どっちが好き?という質問が、紙と金属どっちが好き?という質問とどう違うか、は簡単だけど、どっちの質問が好き?なんてことになるとアイスクリームみたいに溶けちゃう。

I wanna buy you a new xxxx.


27/JUL/00

体力がなくなっているのをしみじみと悲しみ、その悲しみ自体をまたしみじみと楽しめる境地にありたい(老)。ところで「体力」って具体的にはなんのことでしょう。医学的なことはよくわからないのでイメージを申しますと、「持久力(スタミナ)+筋力+内臓の健康度」か。それは生命力とイクォール(俺が思うにほんとはイークォーだッ)なのか。喉がいきなりちくちく痛みはじめたのもイークォーのせいか。ソウナノカッ(どん)

歯が痛いのよちくしょう。頭も喉も。贅沢だわ。これをどうやって楽しめというのシッタールダ。

RealPlayerでジミー・ペイジ&ブラック・クロウズのクリップを見ようとしたら、ファンでもないのにそんなことをしたのがばれたのか何故かドン・ヘンリーのアルバムに辿り着く。なんとなく参加ミュージシャンのリストを見ると、同じLennonという姓を持つ4人の男性がバックコーラスに参加している。リンクを辿り、彼らが11人兄弟のうちふたりと13人兄弟のうちふたりの組み合わせかつ従兄弟同士であり、VENICEというバンドを組んでいることを学習する。カリフォルニアのVenice Beachに、じいちゃんの代から住んでいる一族だそうです。西海岸男性複数ヴォーカル系に無条件にいかれているわたくしとしては、いくつかサンプル音源を聴いただけで45度くらい揺れてみる。バスが来るまでずっと座り込んでいたら誰かがだいじょうぶ?と声をかけてくれた、曇り空のVenice Beachが思い出される嗚呼あれは晩夏よ、幼き我輩の最後のあがき、古き絵の具色に染まるミドル80's。もうあんな旅はできない。

体力が衰えると本を読む気力も失せますが、新聞は不思議とぐんぐん読める。日頃読まない経済面の囲み記事もぐいぐいと。まんだらけ株売り殺到って、上場するのがそもそも何かと食い違ってやしないか、しかし何と食い違っているのかは不明。

亜熱帯な日々。天気予報の気温は見ないことにする。数字で暑さを覚えるより、光や熱で暑さを覚える。


26/JUL/00

日曜の夜に更新して、その勢いが早ければ翌日遅くても水曜日あたりにすとんと衰え、週の後半は更新しない。というのが最近のパターンだったけれど、それも崩れた。時間の使い方がたいへん下手であるのに加えて、妙にカラダが眠くなっちまうんですよ旦那。起きているのが怖くて眠っちまうってのは、狐か狢に化かされってんじゃねえかと心配で夜もおちおち寝ていられねえんで。

ビデオ『アルプスの少女ハイジ』(テレビシリーズを一本にまとめたもの)を見る。いやはや弱っている。にしても「クララのいくじなしー!もうしらない!」は何度見てもええのう。8歳にして「いくじなし」という表現をみごとに自分のものにしているアーデルハイド、侮りがたし。ハイジのあとに『もののけ姫』を見たら大角の旦那が出ていたがあれは親戚ですか。

『もののけ姫』のアシタカや『風の谷のナウシカ』のペジテのアスベルの声を演じたのは松田洋治という役者さんである。子役時代からずっとテレビや映画に出ているので彼の顔を知っているひとは多い、が現在は主に舞台で活動しテレビドラマなどでは滅多に主役は張らないので、名前は覚えていないひとも多いかも。ちょっとのぺっとした平家顔の少年時代(『仮面ライダーアマゾン』に出演していた)から私にとっては何故か印象深い方なのだが、ある映画で極めてソウゼツにして妙ちきりんな演技を拝見して以来おつむの思い出しやすい場所にいつも彼がひっかかっている。その映画のタイトルは『ドグラ・マグラ』といいます。松田クンはアンポンタン・ポカンこと呉青年を演じていました。“うっとり”とは違う意味で映画に酔ってみたい方は一度ご覧になってはいかがでしょう。
おまけ:松田氏本人が100%自分で作っている本人HP

望遠鏡がほしくなった。ちゃんと三脚足がついていて土星の輪が見えるのがいい。いくらぐらいするのかなあ。メンテナンスは大変なのかしら。香港では地上の生活光がどこもかしこも明るくて、よほど田舎に行かない限り楽しめるのは月ぐらいなものだけど、その月すら一生のうち一度も行けずじまいなのだ(ってじゃあどこかに「星に行けるひと」はいるのか?←ここでなぜか『地球へ!』の絵柄が脳裏をよぎる自分がだいぶ面はゆい)

少し遅い話題:新色iMacとOptical MouseのTVCF(要QucikTime4.0)。ナレーション一切無し、映像とBGM(Classic Rock/Blues)だけなのはどうか。snowは牛乳シャーベットみたいできれいな色だが、蛍光灯の下に置くといささかもの寂しいのではなかろうか。いっそパタゴニアの氷河色とかアマゾンの泥水色とかボルネオの葉っぱ色とかは出ないのだろうか。G4 cubeは確かに可愛いのだけど、これがちゃんと似合う部屋に住んでいるひとはそう多くはいないと思う。cubeの側面にわずかに隙間を空けてもう一枚アクリル板を重ね、隙間をカードホルダーか写真立てとして使えるようにしてあれば、けっこう便利だしどんな部屋においてもそれなりにさまになりそうってそれじゃあ家具調こたつと同じゲスなデザインですかそうですか。

じわじわと実はたいへんなことに。らいちメモ→(1)困ることと困り続けることの違い(2)「いつか」の曖昧さは体型と精神のどちらにより多く影響するか。

何やら日本は熱波に覆われ35℃だ36℃だと大気のヌル湯温泉化が始まっているようですが(今日は大雨か)、先週の香港はずっと雨が続いたこともあり、かなり涼しく26℃〜33℃くらいでした。しかし週末からは突き刺すような日差しが復活、外に出ていると腕の皮膚のメラニンがじらじらと焦げ固まっていく音が聞こえてまいります。客家(はっか:中国広東地方のひとつ)のおばあさんが被っているレースフリルすだれ付き麦わら帽子がほしい。顔で感じる熱って腕や脚で感じる熱よりずっと暑いのはどうしてなの。


19/JUL/00

まあよくもそんなにびしょびしょじゃぶじゃぶと貯めておけるものだ。毎日欠かさず大雨が降る。香港上空の水分は永遠に濃い。

昨朝テレビをつけると、大雨警報マークと強風警報マークの他に、水色の「北」の字がびょろぅりとたなびいているのが右上隅に表示されていた。強風時の風向きを知らせるため新しく登場したマークらしいが、漁船に乗ってでもいない限りあまりありがたみはないです。こんな風に毎シーズンごとに新登場のマークがあって、時にテレビ画面上辺に時刻・気温・湿度・天気マークに加えて大雨警報・強風警報・台風警報・がけ崩れ警報などなどがずらりと並ぶ様は、パソコン画面にエイリアス(ショートカット)が並んでいるのとそっくりだ。ネットとテレビの融合が進めば、そのうち「そっくり」ではなく「それ自体」になるんだろう。画面の天気マークをクリックすると詳細な予報情報画面が出る。道路マークをクリックすると交通渋滞情報が出る。☆マークをクリックすると今日の星占いが出る。$マークをクリックすると「今日使っていいおこづかい上限額」が出る…くりっけんじーびって! しかし問題は、歯を磨いたり化粧をしたり靴下の片方を探したりしながらいちいちマウスやリモコンを握ってクリックしている暇はないということだ。3秒おきぐらいに自動的に天気予報、渋滞情報、星占い(自分の星座だけ)、おこづかいが循環表示されるとよい。もちろん要らないひとは表示をオフできる。異なる二ヶ所(自宅近所と出張先)の天気予報だけを表示する、などのオプションも効くのは当然だ。んー、どれもこれも技術的に全然不可能っぽくなさそうでつまらないな。レンジや洗濯機のマイコン表示のノリに近いですね。

bk1に「海外向けは注文も8月上旬からなのかい」と念押し質問のメールを出したところ、翌日にきちんと回答が届いたが到着時間が夜22時過ぎで、もしやカスタマーデスクの係員は徹夜で問い合わせに返事しとるのかもしれん。回答によるとやはり「海外への送付サービスおよびご注文の受け付け開始は8月上旬からの予定」だが、「弊社サイトで検索をして頂き、買い物カゴへ前もって入れていただく事は可能」で「サービスが実際開始されましたら、お客様の買い物かごから購入をしていただければ簡単かと思われます」だそうです>だれとなく←真似

香港に「季節」は確かにありますが、「季節感」はあまり似合わない街だと思います。今は長いながい夏の1/3を過ぎたあたり。まだ夏に草臥れてはいないけれど、夏休みと秋休みの計画をねりねりと練る。ふふ、机上の計画ってどうしてこんなに美しいのかしら。


17/JUL/00

強風と断続的な驟雨の一日。降り始めにはっきりと「しゃばばばーーっ」と音がする。ホースで水撒きをする時と同じ。あたりが真っ白にさえぎられて見えなくなる雨はどうも水じゃないみたいだ。牛乳っぽい。

広東語で「席をはずしています」は言えるけれど「もうすぐ帰ってきます」はまだうまく言えない。仕方なく英語で伝えると相手が広東語で「あ、そう…じゃあまたあとでかけ直します」とか「折り返し電話するように云ってください」と答えるのはわかる。聞けばわかるのだが口から咄嗟には出てこないのは何故だろう。いつもいつも言葉は耳が先に立ち喉があとからついてくる。脳味噌のしくみがそうなっているんですかな。それでは人間の「待て」「お手」「よし」を聞き分けている犬の脳味噌はどうなっているのか。聞けばわかるが永遠に口から出てこない言葉を聞かされる犬の脳味噌は。

あまのじゃくばあやの意見:ハリー=ポッターの顔(さし絵)はどうも可愛くない。やはりあの丸眼鏡がいけないと思います。

一ヶ月半程ためた新聞の新刊案内や広告欄をチェックして、うん?と感じた書名を切りぬく作業に没頭。何時間やってもまったく飽きない。手近に普通のはさみが見当たらなかったのでピンキング鋏で切ったらば、切りぬきが全部ブロックみたいで変です。変でいいきもち。


16/JUL/00

そごうの海外店舗は現地企業との合弁会社で独立採算制をとっており、黒字経営の店も多く今回の民事再生法申請の範囲には入らないそうで、ひとまず安心。香港そごうが無くなると、日系の日用品・食料スーパー(夜11時ごろまで開いている)とでかい本屋(夜10時まで)が無くなる可能性がある。そうしょっちゅうお世話になっているわけではないけれど、無くなればやはり心理的に痛い。

本屋といえば話題のbk1、海外への配達も請け負うとのことで早速アクセスしたところ「海外在住のお客様への配送は、8月上旬より開始させていただく予定でおります」ですと。せめて「注文はできますが発送は8月になります。今からどんどん注文しておいてね」とでも云われればその気になろうものを、あまりにあっさり切り捨ててあってかなり脱力す。ネットで商売するなら「アクセスできる客すべて」への準備をちゃんと整えてから開始するのが筋ってもんぢゃないのかのう。ネットだからこそ海外在住者が気軽にアクセスしようものを。先達のamazon.comと比べてはいかんのだろうが、この差別は悲しい。

ところでamazon.comの系列に英国のamazon.co.ukとドイツのamazon.deがあります。欧州のひとはこちらから買った方がよほど割安なんだろうな。ドイツ語はぜんぜんわからないけれど、amazon.deの最初のページにある「Willkommen bei Amazon.de! Wenn Sie zum ersten Mal bei uns sind, klicken Sie bitte hier.」は、きっと「Amazon.deにようこそ!初めての方はここをクリックしてください」に違いない。クリックってklickenていうのか。くりっけん。うーんドイツ語っぽい。くりっけんじーびって。うーむうーむ。

予想どおり『黒死館殺人事件』はのろのろと行きつ戻りつの進みぐあい、あいまに『とっておきの気分転換』(廣瀬裕子著/幻冬舎文庫)を食べる。ほんわりと気分転換はできる、むろん身の回りの事実や現実がこれで消えたりへんげしたりするわけではないのだ、なんて云うばかりのへそまがりのばあやが読んでも、このolive風のナニにはにわかに癒される。全部で55個ある気分転換のうち「おひさま色の花を生ける」「自転車に乗ってみる」と「10分間、目をとじてみる」、それに「あたらしい器を買う」がよいな。

RealPlayer電網漂流。りんけんバンドのオフィシャルHPよりオンデマンドライブ(6月30日分・1時間25分52秒)/Guitar.comよりB.B.KingとEric Claptonの共演"The Making of Riding With The King"(6分35秒)。

今日は一日中ざんぶりざんぶりの雨模様。台風が接近しているらしい。もちろん赤銅色に染まる月蝕は拝めず。えらく残念。


12/JUL/00

新世界百貨にかかるれす様ビルボート 香港ではビルボードというより「ビルシート」とも呼ぶべき一種の枠張り巨大ビニールシートがよく登場します。あんまり重いと台風が来た時危ないからか、あるいは非常に頻繁に取り替えられるので、重機運転の手間を少しでも省くためか。右写真は会社の近所で撮影。玉置浩二ソロライブ2daysは今月末、って誰が行くんだろうと思いますが、かつて安全地帯は香港でたいそうな人気を博したので意外とソールドアウトしているかもしれん。そのお隣りは香港を代表する八百比丘尼・張國榮ことレスリー哥哥の新譜『大熱』ビルボード。哥哥のコンサートは玉置サンに続いて8月頭から10days(延長ありか?)。

何かを作って売る商売において「工場が止まる」とはいったいなんたる事態か。こらえるしかない立場とはいったいどんな心境か。メーカーっていったい。などなど柄にもなく考えてみるけれど、答えは自明なのねん。

スーパーでスコットランド産のミネラルウォーターとカナダ産のターキーハム、香港産のバゲットを買う。むしゃむしゃ食べながら日本産のニュース番組をネットで見る。あるいは牛筋煮込み麺とゆで野菜をつつきながらがさがさと東方日報娯楽版ないし男極圏版(←いわゆる「特選街」系情報)をひろげ「おう、ねえちゃんええからだやのう」と新人女優のグラビアに目を細める。いやどうも今年のミス香港もちゃんと美人でけっこうなことだ。


10/JUL/00

外科と内科の違い。目に見えないからだの内側、目に見えて触れることができるからだの外側。けれど人間は実のところ肉と骨で出来た分厚い一本の管だから、口からお尻までの長い長い「内側の道」の壁は、実は外側にぐるんとつながっていて、ほんとうの内側なんて実はないのだって。目に見えない外側と目に見える外側があるだけ。神様の手違いでこの内なる外側がほんとうに外側になっちゃったら、人は生きていけるかしら。外側にある空気がたっぷりの栄養液になり、内側にあるべき栄養が酸素に入れ替わったら、なんとかなるかしら。目も内側にあるわけだから、自分しか見えない。光が入らない内側に目があっても仕方がないから退化しちゃうかもしれない。音は聞こえるのかな。栄養の海に浮かんで聴く音楽ってどんな風ですか。内側にある耳に聞こえる音楽。そういう生態でもポピュラー音楽とかアングラとかヒットチャートとかありうるのかなあ。

参加者各自がサイト更新を申告する方式の日記・テキスト文体リンク集「日記圏」と「テキスト庵」。どちらも更新報告する際にはその都度ごく短いキャッチコピーをつけられるようになっています。両方参加している雑文・日記書きの方々は大勢いらっしゃいますが、この更新報告時のキャッチコピーが「日記圏」「テキスト庵」で同一であることが多い。なんだかもったいないなあと思う。悋気に過ぎますか。いらんお世話だべ。

吐いた息が胸に押し返されるような暑さで朝からげっそり。こんなに熱されたら空気に焦げ色がついてあたりが見えなくなってもよさそうなものよ。夕方になって風がびゅうと吹いた、と思ったら夜半に驟雨。びちばちと窓にあたる雨露はやたらに大きい。張りつくように滴るのを見ていつまでも飽きない。台風はまだ来ない。

ちょっとだけモナーが欲しい。


09/JUL/00

Causeway Bayに出たついでに『糖朝』に寄って黒豆味噌味の排骨飯でごはん+デザート「豆腐花」の写真を撮ろうと計画。しかしいつのまにかCauseway Bay支店はつぶれて跡形も無くなっていた。Canton Roadの本店はいつも混んでいるのにおかしい。豆腐花が食べたい。

文房具に癒される癖が子供の頃から抜けない。幼稚園時代に使っていた鈍いねずみいろの通園かばんに、お気に入りのセイカのノート(無地)と、集めていたシール、それにまだ削っていないえんぴつを入れて、取り出しては眺めしまい込んではまた取り出して、セルフヒーリングにいとまがなかった小学校低学年のわたくし。今も同じ。きれいな水色の表紙のやわらかいノート、それに細い字がきれいに書ける黒インクのペンを買いました。最初のページに書いた言葉は「やりたいこと」。

さて小学校2年か3年の頃、そのセイカのノートの1ページを24分割して、「ピースセブン」という名のヒーローが活躍する一ページ完結式のコマ漫画を描きはじめました。同級生の女の子が「ピースマン」という主役を立てたノート漫画を描いていて、それがとても面白かったので、おもいっきり真似したのです。彼女の漫画は勧善懲悪・起承転結がとてもはっきりしている一話完結スタイルだったけれど、我が「ピースセブン」はしばしば結末が曖昧で悪者が死んだかどうかはっきりしない、裏切り者は他にいる?的はてなマークで終わった。主人公は空も飛べるし妙な光線で敵を倒す等身大のウルトラマンで、何故かとある王宮に仕えており、若き王女に惚れているのに身分の差を恥じて告白できずにいるクールな奴だった。描き手以外に読者がいない彼の物語はその後も長いあいだ続き、やがてアニメ系の絵が描けるようになると(高校の漫研ではわたくしが一番『超人ロック』の似顔絵がうまかった←自慢になりません)、彼は変身前(?)の顔形になり、物語はやがて陰謀渦巻くSF宮廷絵巻と化した記憶がある。はて、こんな風に女の子たちが日々産み落としている物語はいったい世の中にどれくらい存在しているのかしら。男の子たちはそんな風に遊んだりするのかしら。

台風がずっと遠くをゆっくり北上しているようで、週末は台風警報1号が出たままだった。レンタルビデオ屋で『MIB』と『ブラス!』を借りる。それに何度目かになる『おもひでぽろぽろ』と『風の谷のナウシカ』。半ば定期的に宮崎アニメを見るというのは、ずいぶんお手軽だがある程度は効力がある。それからたくさん眠ります。ここのところ、ますます眠りに耽溺しつつある。意識があると、ぐるぐる他をまわっていてもいつかは水が排水溝にするりと吸いこまれるように、肝心のところへきっと戻ってしまいます。

QuickTime電網漂流。ニューヨークのスタジオ(Flash製造系)から発信されている「Picth TV」はえらくお洒落かつ小難しい。最新issueの01にギリアム風アニメ。/全米のお子様がた待望の『Pokemon The Movie 2000』の予告編。ハリウッド製SFホラー映画の予告でよく聞くような、怖〜いしゃがれた男性の声が"...They're back to save the world, by popular demand!"ってぜんぜん絵柄と合ってない気がするんだけどいいんだなアメリカだからな。/映画『The Load of the Rings』(指輪物語)のメイキング。2001年クリスマスに「旅の仲間」編、2002年クリスマスが「二つの塔」編、2003年クリスマスに「王の帰還」編…ほんとに終わるんか。馳夫さんはちゃんと馳夫さんなのか。ローハンの角笛はちゃんと轟くのか。エルロンド様が醜男だったら世界が許してもわしが許さん。


06/JUL/00

最近の帰宅後ルーティン:着替え(というか脱衣)即お風呂→頭を拭きながらネット接続→RealPlayerでニュースチェック。日本のテレビ局が当日夕刻のニュース番組をダイジェストで流しているのです。各局とも10〜15分程度で、回線が混雑しているとしょっちゅう動画が止まったり音声が歪んだりするけれど、ともあれその日のニュースを外国に居ながらにして見られるのはありがたい。しかし木村太郎はやっぱりNHK時代の方が好きだ。

今日まで「毎日骨太」を「まいにちこった」と読んでいたのは秘密。

夏休み気分を味わいたいとき、どうするか。
(1)課題図書感想文ごっこ
(2)自由研究ごっこ
(3)日焼けごっこ
(4)あさがお観察ごっこ(実益を兼ねてへちまでも可)
とりあえず(1)。いつか読む気になるのを待っていて、そのうち持っていることも忘れかけていた『黒死館殺人事件』(小栗虫太郎/現代教養文庫)に着手。ご高名はかねがね、と平伏するこころもちで読み始めておりますが、しかし身構えていたほど読みにくくはなく、わくわくと頁を進めている。究極にペダントリックな一作ともっぱらのお話なれど、だいたいペダントリって何のことだかよくわかってないですからな。あ、これどうだろう「ペダントリと借金取りぐらい違う」→出直します

先日逝ったブルース歌手の女(ひと)が「なるようにしかならないのよ」といなせな言葉を残したのだって。どうもその台詞が頭のうしろに残って離れない。なるようにしかならないって道(タオ)かしら。違いますか。


03/JUL/00

いっぺん天皇陛下と話してみたいなあ。一緒にお茶を飲んで、香港はもうこんなに暑いんですよ、皇居の中はどうなんですか、なんて切り出すわけです。すると「そうですか、香港は活気のある場所ですから毎日いろいろなことがあるでしょう」などなど穏やかにお返事してもらい、孫の話などもからめつつ、話題は何故か一気に飲茶へ(当然円卓がある設定)。「ここのシュウマイが美味しいんですよ」「これは蟹の身ですか?」「蟹と豚肉と、上にはほたても乗ってるんで。お醤油より唐辛子味噌をつけた方がおいしいですよ」「どれどれ、ほうほう」「お茶もどうぞたっぷり飲んでください」「もぐもぐ」などなどあくまでのんびり語らうのである。でもっていろんな国の「本物の王様たち」の話を聞かせてもらったらさぞかし楽しいだろうなあ(エリザベス英女王はお箸が上手に使えるのか、などのくだらない質問をしてみるのだ)。でも歌のひとつもよめない朴念仁じゃあ、同じテーブルにはつかせてもらえないかな。陛下自身は「いいですよ、皆さん一緒にお昼にしませんか、やあこれはおいしそうですね」なんてにこにこしてそうだけど(あくまで想像です>宮内庁殿)。ただのセレブなおじいさまとお話しするんじゃこうは面白くないでしょう。

最近、この雑文日記のタイトル「south china sea」で検索していらっしゃる方ががぜん増えたのです。アメリカがほとんどだけれど、たまにスイスとかブラジルとか南アフリカあたりからも。おそらく中国華南地区の情報をネットで調べている政治経済学部の真面目な学生さんあたりが正体だろうけど、彼らのマシンにはたぶん日本語フォントなぞ入っていないだろうから開けたところで文字化けの嵐だし、万一日本語が読めたらますますもって「ふざけんな」であって、どうにもなんとも申し訳なく、何故か肩身がせまい思いです(もともと気負ってつけたタイトルでもなし)。そのうちいきなり変えるかもしれません。

私自身は、ほんとうに「きれいな裸」はおとこのひとの裸じゃないかなあと常々思うのであります。おんなのひともきれいだけれど、なんだかよけいなでこぼこがあるでしょう。でも「きもちいい裸」ってのはだんぜんおんなだわ。息がひゅうひゅうするようなやつ。でこぼこがてきとうにやわらかくなったりちょっとだけ弛んでるぐらいだとひじょうに好ましいです。

澳門(マカオ)で昨日失業者による大規模なデモがあり、突然進路を変更しようとしたことからこれを拒否した警備の警官隊と衝突、1967年の大暴動以来という催涙弾のご登場とあいなり。香港では蒸し暑いと書いたそばから朝っぱらから豪雨だったり、深夜に雷が鳴ったり。暴動と嵐。夏ですな(違う)。


02/JUL/00

空港内を飛ぶ飛行機 昨日は返還記念の祝日でした。香港には「振替休日」というオツな制度はないので、祝日が土曜にあたっても続く月曜日は休みにならんのはちと残念ナリ。ともあれ中国に「回帰」して丸三年とあいなるも、少なくとも見た目では、香港の街自体には大きく変わったところは無いと思います。景気はあいかわらずショボくて店をたたむところも多いけれど、ショッピングセンターはそこそこにぎわっているし、ごたぶんにもれずe-businessも花盛りのご様子(いかにも香港に似合う商売だと思う<ただ今後のインフラ投資如何でぽしゃりそうでもある)。北京語をあやつれる香港人がぐんと増えたけれど、これは例え返還されなくても増えたはず。さて上の写真は返還には関係なく、香港新空港の構内に空中展示されている「香港で初めて飛んだ飛行機」の原寸復元模型です。初めて飛んだ場所は新界沙田、時代はライト兄弟の人類初飛行からまもないことだったらしい。おそらくパイロットは「新しいもの好きの○○卿がまた命知らずなことを」なんて云われながら紅茶を飲んで、えっへんと胸を張ってみせたことでせふな。

東京できっちり『YASHA』最終回を見届けてきたSさんの報告によれば日本もかなり暑かったらしいが、香港も最高気温33℃なんて日が続いて蒸し暑いです。同僚P嬢の話では中国大陸も炎暑の由、北京では42℃を記録したとか。冷房がさほど普及しているとも思えないかの地郊外では、いったいどんな事態になっていることやら。万里の長城なんて、登っただけで頭が割れて干からびそうだ。皿は大事にしよう。

THE PERFECT STORM』は今月27日から『驚濤駭浪』というタイトルで公開されるらしい。怖いけど見にいってみようかなあ。同日に『極速60秒』(原題は『SECONDS』)も公開予定。

一年のちょうど真ん中が7月1日と云うのは気持ちがいい。Excelで向こう半年分のごく簡単な家計簿(収支予定表)を作ってみる。一日に使っていい金額の割り当てや、家賃が総収入に占める割合、ネットに接続していい時間数などなど、簡単な計算式を組み込むのに夢中になる。預金残高の目標を入力するのににやにやと夢見てみたり。なんて安上がりな真夏の宵の夢なのかしら(泣)

来る9月9日、台北県永和にある中正橋河浜公園にて『第2回台北花火節 日本フェスティバル』が開催されるそうな。台湾政府公認、市の青年会議所などが主催するちゃんとした催しらしい。演目は「日台の民族演芸ショー(屋台も出るぞ)」「花火ショー(昼も夜も打ち上げ)」に加えて、夜には「余興として歌謡ショー」も開かれます。司会は金城武とビビアン・スー(予定)だそうだ。日本語と北京語と台湾語がごちゃごちゃのいい感じなら行ってみたいが、どうもなんだかとっても台湾ぽくだまかされそうでわくわくするぞ。


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